偶然か必然か〜人と人とのコンステレーション
相性リーディングの話。
前回のつづきです。
あかりを繋いで星座を作る
大昔の人たちが、夜空の星を見上げながら、星をつないで星座と物語を紡いだように、ニンゲンの認知作用は、ただそのまま、点を点のままにしておくことはできないらしいのです。
あちこちにランダムに点々と散らばる何かをつなげて、そこに意味を見出そうとしたり、そこに物語を付与しようとしたり、そこから新しい何かを生み出そうとしたりするのです。
だからといって、適当に組み合わせればいいというわけではなく「あの日あの時あの場所で君に会えなかったら」なーんて、特別な意味もそこに求めたくなったりするのが人の心。ムズカシイ。
星の数ほど人はいるのに
この世界には、まさに文字通り「星の数ほど」たくさんの人がいるのに、なぜこの人、この人たちといっしょにいるのか?不思議な気持ちになることはありませんか?
すべては偶然。たまたまそこにいたから。
単なる巡り合わせにすぎない。
というだけなのか?
よし!次こそは!と心に誓うのに、なぜ次から次へと同じようなタイプの(それもたぶんあまりよろしくない系統)人ばかり好きになったことはありませんか?ない?ああ。残念。そんなおバカさんではない人たちだけが、わたしに石を投げなさい。
なぜこういう系統の人に惹きつけられやすいのか?
なぜこういうタイプの人と縁ができやすいのか?
こういう人と付き合っていくにはどんな攻略方法が有効か?
自分はどんな人たちから必要とされやすいのか?
占いを(適切に)学んでいくにつれて、自己洞察が深まり、周りの人たちへの理解(ときにあきらめ)が醸成されるのは、悪いことではないでしょう?
○○星のせいなのか?
前回の図をもういちど復習します。
「相性は図形を作りたがる」という話でした。
ものすごく簡略化すると、こんなかんじね。
占い師のあいだではよく「○○星のせいだ!」なーんて言い方をするけれど、それはだいたい研究材料のソースとしてか、笑いのネタとしてでしょう。
そのとおり!夜空の星が人間を動かしているんだ!とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれないけれど、それはどうかな?
Aさんが、Bさんを選ぶのか、Cさんを選ぶのか、はたまたそうではない人を選ぶのかはここではわからない。
それでも、なぜか自分でも理由はわからないけれど、無意識に働いているなにかがあって、それがどうしようもなく自分を動かしていて、なんとなく自分にとって「イイ感じ(と自分が信じるような)」形を作りやすい相手を、どこかからものすごい嗅覚で選び取ってくるような、そんな心の働きがある。それをここでは「星」と呼んでいるのかもしれません。
もともともっている自分の鋳型(パターン)のようなものに合致しそうなターゲットをなんとか見つけて捕まえようとする心の働きはとても強力です。
それはものすごく強力で、意図して意識的に「そうそう。これこれ」と自分で光を当てない限り、盲目的なくらいに自分を振り回すことでしょう。
そこら辺の話を「心の穴」と表現してわかりやすく書いてるのはこちら。おすすめだよ。
実際の「相性」リーディングは、もっとものすごく複雑でバリエーション豊かなテーマです。
ご自身がどういう傾向があって、どういう相手に惹かれやすいか、この相手と自分との相性はどんな感じなのか?そういうことは、ぜひとも西洋占星術のエキスパートの先生方に相談して尋ねてみるといいですよ。
私のおすすめの先生方はこのあたりにいらっしゃるよ。
探してみてね。
人と人とのコンステレーション
こちら「ソロ活占い師の仕事術」には、こんなマガジンもあります。
ちょっと長いけど、解説もぜひご覧ください。
こんな意味をこめています。
「ソロ活占い師の仕事術」メンバーシップにご参加中の方からのご投稿、いつでもお待ちしています。詳しくはこちらから!
ということで、相性の話だった。
つづく。
占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!