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他人からみたら「あんた誰?」ですから

趣味と仕事の違い

「占い師になったら、占い以外のことをたくさんやらなきゃいけないんですね」と言われたことは何度もあります。

そうですね。だって他人から見たら「あんた誰?」ですからね。まずは「占いをするためのセッティング」これだいじ。いろいろ必要です。

「占い勉強中」のほうが、占いだけ!に没頭できます。なまじお仕事にしないで「占い大好き!ずーっと勉強中!」にしておくほうが、占いそのものに触れている時間はたくさん取れます。

そうだった。まついなつき先生が、いつかどこかにこんなことを書いていました。

「占いを趣味のままにしておくなら、予算が許す限りいくらでも本を買ったり、好きなだけ講座にいったりすればいい。でも仕事なら、本を買うのも講座に行くのも経費なのだから、よくよく吟味するようになる」

みたいな話でした。確かに。

わたしは占いを仕事にしてからは「占いの講座を好きなように好きなだけ」を、全然しなくなりました。ひたすら厳選!です。厳選厳選!

予算関係なく本を買いまくれるようなご身分は素晴らしいし羨ましいのですが、わたしには残念ながらそういう運はないのです。

メニューのテンプレを作ろう

パンデミックの前は、占いの小さなイベントをいくつもいくつも、もうぜんぜん思い出せないくらいいろいろ開催していました。

出演者さんが多い時などは特に「これこれこういう条件で開催します。お手数ですが、ご出展のメニューを送ってください」と申し上げると、すぐにお返事が戻ってくる人とは、とてもお仕事しやすかったです。

そういう方々は、もともとテンプレがあったり、ふだんの定番メニューをイベント用にちょっと調整、とかなのでしょう。着回しリメイク使い回し、とってもだいじです。

先月の「ソロ活講座」講師だった甘夏先生は、占いイベントデビュー時のメニュー提出がとても早くてハイクオリティでした。「イイ感じの期待の新人きたぞー!」って先輩方と言ってました。

しかーし「メニュー?どうしたらいいんですか?」からはじまって「ゼロからメニュー作り」となると、非常に大変です。名前ない、サイトない、SNSない、メニューない、ないないづくしの人だと、だいぶ厳しい。

特にメニュー作りは、イベントだと通常とはだいぶターゲットが違うので、その都度その条件に合わせた調整が必要です。だからふだんからあちこちみたり先行ケースを参考にして、それなりに自分なりの模擬メニューを想定しておいたらいいよ、という話です。はい。

メニュー作りのキモ、このあたりは慣れればどういということもないんですが、最初のうち経験値が少ないとこれはものすごく難しく感じるみたいなんですよね。しかし人によります。ものすごくケースバイケースなので、これはここでは必勝法とか対策については、これ以上なんとも言えない。

最初はみんな新人なのだから

誰でも最初はわからないのですよね。「どういう人に好まれるか」「どういう方向性で打ち出していったらいいか」なんて、自分で決められません。

なので、なんとなく「汎用型」みたいにぼんやりした打ち出し方になります。わたしもそうでした。いま見返してみると、いかにも自信ねーなーというのがまるっと透けて見えていて、とてもカッコ悪い。

しかしそれでいいとおもうんです。すごくカッコ悪くても仕方ないのです。新人だったのだから。改善の余地がたくさんあって、伸び代がたくさんある!とおもえばいいのです。

「新人カード」の話はこのまえ、ここで書きました。新人のうちは「新人カード」どんどん使ったらいいと思いますよ。

もちろん、最初からスマートでそつなくいけるひとなら、どうぞどうぞ。わたしから申し上げられることなどなにもありません。

丸ごとコピーはダメだけど、完全なオリジナルもない

わたしはパソコンからでないと文章はぜんぜん書けないのですが、世の中ではもうスマホが全盛ですよね。だから「スマホでみやすい」という条件を入れて考えなければいけない、のですがめんどくさい。とずっと葛藤がありました。

そんな中、縦スクロールの漫画、というのをスマホで見ていて、はあー、なるほど。じゃあこういうの作ってみようか。と思いつきました。

こんな時こそ占いだ-01

こんな時こそ占いだ-02

こんな時こそ占いだ-03

こんな時こそ占いだ-04

フリー素材:イラストAC/こそあど

文章とか箇条書きにすればすぐなんですけど、結構たいへんでした。なんとなく脳内にごちゃっとあることをひとつずつ洗い出して、なるべく他人にわかってもらえるような形に仕上げていく作業は定期的に必要ですね。

発信形態も、あえてふだんとは違うチャンネルにアクセスしたかった、という気持ちはあります。昨年から動画とか音声の配信にチャレンジしているのもその一環です。文字ベースの方々には動画は届きませんので、それは諦めてます。その代わり、昨年は動画経由で入ってきてくださった方々もいらっしゃって、やってみて本当によかったと思っています。

他人からみたらいつだって「あんた誰?」ですからね。

それを受け入れないと何も始まりませんし、どこまでいっても、常にそこからスタートです。

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!