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ぼくのかんがえたさいこうのうらない?

いったいどの説が正しいの?

占いを勉強すればするほど「みんないろんなこと言ってるけど、どれが正しいの?」と、真面目な人ほど思うのかもしれません。

いきなり役に立たない話で大変恐縮ですが「どれが正しいんですか?」とわたしに尋ねても無駄です。「あなたが正しい、と思うやり方でどうぞ」としか申し上げることはできません。最初のうちは、とりあえず素直に、習ったとおりにやってみたらいいとおもいます。

もしそのうち、違和感を覚えたり、なんか違うぞ納得いかない!となったら、そのときまた考えたらいいのでは?いま現場で困っていないなら、そのままやってよろしいのでは?と申し上げることがほとんどです。

日付の変わり目?暦の仕組み?

例えば、四柱推命や算命学なら、日付の変わり目はどこなの?前日11時なの?それとも0時なの?あたりは有名ですね。同じ暦といえども、定気法?平気法?とか、年の切り替わりは立春じゃなくて冬至とか、いろいろな考え方があります。

西洋占星術なら、ハウスシステムは何使ってるの?とか、トゥルーとミーンってなに?(こないだ困ったばかりです)とか、いろいろあるでしょう。

現場では、月の切り替わり(節入り)に生まれたけど、わたしはどっちの月生まれ?とか、立春の日に生まれたけど、前年なの?年が変わったの?といったお客様からのご質問に出会うこともあります。

「玉紀さんは高尾系なんですね」とお客様に言われる

算命学に詳しい方からは「本や先生によって、陽占の星が違います」というご相談もあります。そうですよね。そうそう。わかります。わたしが「陽占至上主義」みたいなのに疑問を抱き始めたのはそもそもそのポイントでした。

「玉紀さんは高尾系なんですね。わたしは朱学院のほうがあたるとおもいます」という朱学院系のお客様からコメントいただくことも何度もありました。そうです。最初に習ったのが高尾系の理論だったので、私はそのまま使っています。

蔵干の設定もいろいろあるし、数え方もいろいろあるし、そもそもその元になっている暦の起点てどこ?そもそもその正統性は?とか考え始めたらキリがありません。

まさか「甲子年/甲月/甲日」があったの?とか調べ始めると、おもしろくて時間がどんどん溶けていきます。

占いに「唯一絶対」なんて求めてるの?

占いはわたしにとっては大事な道具のような存在です。職人が道具を大切にするように、丁寧に手入れしてより良い道具にしようと努力していますが、わたしは道具のために生きているわけではなく、あくまでだいじなのは、その道具でいい仕事をすることです。例えばよく切れる包丁で、美味しいお料理を作り出すような。

とにかくわたしは、占いをドグマ(独断・偏見的な説や意見、固定された堅固な信条)にしたくありません。

ですから「この流派が絶対正しい!他はダメ」という言説からは距離を置きます。「これこそが俺/わたしが編み出した最高の占い!」を声高に主張するような人とはご縁がありませんし、「絶対に正しい唯一のやりかた」を求める方のお役に立つことは決してありません。ごめんなさい。他所へどうぞ。

ということで、まずはそこんとこよろしく、です。

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占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!