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死にたい夜に

夜中に寝っ転がってスマホで書いたものを、朝になって加筆しています。ダラダラだ。

16歳8ヶ月の愛犬トッピーは「暑くなったらいよいよダメだろう」という予想に反して、食欲旺盛!目力ギンギラギンに生きています。

8月からはいよいよ自力で立ち上がれなくなったので、立ち上がり、立位保持、歩行、食事、排泄と常に要介護状態になりました。

10分20分の買い物でも泣きわめく、30分シャワーを浴びて洗濯する時間をひねりだすのもひと苦労。いやすぎる。

もともと患っている膀胱炎がひどいので、7月末からはオムツ着用しています。ユニ・チャームの犬用長時間オムツは神。これがなかったらとっくにギブアップしています。

しかしここのところは昼夜を問わず2-3時間おきにトイレトイレ!と鳴いたり暴れてアピールするので、ニンゲンはすでに死んでいる。

この史上最悪の猛暑の中を生きながらえているのは、ひとえにニンゲンの献身的な介護のおかげです。それはまちがいない。この段階なら、認知症寝たきり褥瘡と排泄物まみれになっても仕方ないとおもうのです。

しかしながら、それだけではありません。この家にはステージ4の膵臓がんの老女と、体は要支援レベルでもひとりで家事がまったくできない老人がいるのです。消化器の病気ということもあり本人が望んで食べるものが極端な限られていたり、もともと偏食だったり、買ってきたものを食べるのを嫌うとか、そういう人たちに毎食なにかを食べさせなきゃならないもか、もうほんと無理ゲーですよ。

とりあえずわたしはとっくの昔に気力体力の限界突破していて、いつでも動物病院に連絡してトッピーの安楽死の相談をしても悔いはありません。もうじゅうぶんにやった。もう治ることはない。わたしは社会的にも肉体的にももう瀕死です。

さらにこの夏の暑さで脳も煮えている。毎日毎日「早く時間が早回しになって、みんな死んだ未来が来ないかな。すぐ死なないなら、わたしが先に死ねばいいんだな。どこから飛び降るしかないかな」みたいな妄想ばかり考えていて、それだけが心の支えだったりするわけです。

それなのにそれなのに膵臓がんの老女は「注射(つまり安楽死)は絶対にイヤ」と断固反対の姿勢を崩しません。トッピーが死ぬまで、なんとか時間稼ぎをして、なんとか私が持ちこたえることを期待しているわけです。鬼だな。だから固定宮ムーブは嫌いなんだよ。(老女は牡牛太陽生まれでな)

そもそもわたしはケア労働もしたくないのです。確かに物理的にはやれるし、仕事としてなら割り切ってできるけれど「家族の世話」とかそういうべったり湿ったやつ、ほんとうに嫌なのです。しかし今回は逃げきれなかった。

もう何ヶ月も前から、とりあえずわたしは「ニンゲンの世話か、イヌの世話か、どっちか選べ。それが無理なら、もうやめる。蒸発するので、あとは老人二人とイヌでなんとかしてくれ」と毎日毎日言い続けているわけですが、まだ誰も死んでいない。

22時にオムツ替えして、今日は少し寝られるかも!さあ!寝よう!と寝たら、23時45分にまた起こされてキレた。

もう無理!さあ!首吊りってどうやってやるんだろう?確かドアノブでもできるんじゃなかったっけ?でも、丈夫なヒモがいるよね。今度探しておかないと。あ!鉄のハンマーがあった!これでトッピーのアタマを叩けばいいかな。うーん、でも頭を破壊した状態だと、さすがにしれっと火葬に出すのは気まずいよね。

あとから考えると支離滅裂でバカすぎると思うけれど、その瞬間は真剣に考えてて、まぁこのくらい壊れているわけですね。ニンゲンの心なんかいいかげんなものだ。

占いをやっていて、少しでも良かったことがあるなら、同じ状態がいつまでも続くわけではないと信じられることかもしれません。

8月の地獄は「ぜんぶ乙女火星のせい」に押し付けた。そこら辺の話は、こないだ相性の記事を書くエネルギーにつかいました。

そして、そう。ゆうべトチ狂った目にみえたのは、窓のすきまから差し込んできた月の光で、そうだった。今夜から明日にかけて、満月なんだった。うお月土星合だったね。「ぜんぶ満月のせいだ」そう言ってごまかすしかない。

「希死念慮」とググれば、最初に出てくるのは自殺を止めるための連絡先とか医療機関とかなんかそういうのだ。そうそう。希死念慮、希死念慮。それそれ。

自分がこういう仕事してるのはお金のためでもあるけど、それ以前にもっとおおきな理由があって、必死に働いているあいだだけは死にたい気持ちが収まるから、だったんだよな、と思い出してしまった。

「完全自殺マニュアル」が発売されたのは1993年?そう。あれで本当に実行した人はきっと結構いるよね。わたしももちろんリアルタイムで買って持っていたけれど、確実に死ぬのはなかなか大変そうだな、と思って。怠惰だったのは良かったのか悪かったのか。

まあいいや。とりあえず9月になったら「占ってはいけない」シリーズの続きを出します。とりあえずまだやらなくては、と思える間はまあたぶん生きてる。

10月には占いイベントもあるし、山姥切国広単独行のチケットも当選してお金払ったし、年末には村正蜻蛉切の双騎もあるし、くらいの短いスパンの目的が必要だ。

なにより、こうやって書けるうちはたぶん大丈夫、なはず。

占い世界でのあなたの探検が、よりよい旅路となりますように!