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AIが作成した画像をめぐる肖像権と著作権の問題点

人工知能(AI)は、人間のアーティストが作成したものと区別がつかないほどの画像を生成する能力を持っています。しかし、これらの画像の所有権は誰に帰属するのかという問題が未解決のまま残っており、著作権と肖像権の交差する部分での問題が浮き彫りになっています。今回は、AIが生成した画像とその所有権に関する法的問題、特に著作権と肖像権の交差する部分での課題について探求します。まず初めに私がミッドジャーニーで作成した画像をご覧ください。

1.私がミッドジャーニーで作成した画像

手順1:自作Excelに、いつ、誰が、どこで、どのように、なにをしたの種類をいれて、ランダムで日本語の文章を生成します。
手順2:ChatGPTで以下のテンプレのプロンプトを使って、ミッドジャーニー用のプロンプトに翻訳し、それをミッドジャーニーに入力します。

使用したAIPRM Premium - ChatGPT Prompts


出力された画像と使用したプロンプトを以下にご紹介します。

早朝、Audrey Hepburnがシアターでシリアスにスマホを操作している

Audrey Hepburn, captured in the early morning light, is deeply focused on her smartphone in a theater. The grandeur of the theater forms a beautiful backdrop, the ornate details accentuating Audrey's elegance. Her intense focus on the smartphone amidst the quiet theater paints a surreal picture. Photo taken by Daido Moriyama with a Leica M10, Studio lighting with a soft spotlight on Audrey, 8K, Ultra-HD, Super-Resolution. --v 5 --q 2


夜、Sean Conneryが会社でシリアスにパソコンを操作している

In the middle of a bustling city, Sean Connery sits nervously in a theater, operating a computer. His face is tense with concentration, as if he's trying to complete an important task. The sound of people talking and cars honking can be heard in the background, creating a chaotic atmosphere. The theater itself is dark, with only a few dim lights illuminating the space. Despite the noise and darkness, Sean seems to be completely focused on his work. Photographed by Rankin, using a Sony A7R IV with a 24-70mm lens, the lighting is a mix of ambient light and cinematic lighting, creating a moody and intense effect. 


夜、Akira Kurosawaがナイトクラブでシリアスに会議をしている

Late at night, Akira Kurosawa sits seriously in a nightclub discussing his latest film project. The dimly lit space creates an atmosphere of intimacy, with only the glow of cigarettes illuminating the faces of the patrons. Kurosawa's passion for storytelling shines through as he speaks, drawing in his listeners with every word. The camera captures the intensity in his eyes and the smoke swirling around him. Photographed by Daido Moriyama, using a Fuji X-T4 with a 23mm lens, the lighting is a mix of low-key lighting and chiaroscuro, creating a moody and dramatic effect. -


2.著作権の問題

AIが生成した画像の創作権に関する問題は複雑です。多くの管轄区域では、原則としてオリジナル作品の作者に著作権が与えられます。しかし、AIが作品の作者として考えられるのかどうかは不明瞭です。作品の生成には複雑なアルゴリズムとさまざまなデータの入力が必要であり、AI自体が作品の作者として認められるべきかどうかが問題になっています。米国などの一部の管轄区域では、AI自体ではなくAIアルゴリズムの人間の創作者に著作権が与えられます。これにより、画像の権利所有者が不明確で判断が難しくなっています。

3.肖像権の問題

AIが生成した画像は、肖像権の問題をもたらします。肖像権とは、個人が自分自身の肖像や似顔絵の使用を管理する権利です。AIが実在する人物に似た画像を生成する場合、AIがその人物の肖像権を侵害したかどうかという問題が生じます。一部の管轄区域では、これらの権利を認めていますが、他の管轄区域では認められていません。また、AIが生成した画像が公共人物や有名人の肖像を含む場合、状況はより複雑になります。

4.可能性のある解決策

AIが生成した画像に関連する複雑な法的問題に対処するため、いくつかの可能性のある解決策が提案されています。1つのアプローチは、AIが生成した作品を明示的に著作権法に含めることです。これにより、画像の権利所有者が誰であるかが明確になり、AIアルゴリズムの作成者に対するロイヤルティのシステムを導入する可能性があります。別のアプローチとしては、AIが生成した作品のために新しい法的カテゴリーを作成し、その創造性の独自性を認めることがあります。さらに、AIに関する倫理規定を策定することで、AIが生成した画像の倫理的な使用を指導することができるとする提案もあります。

まとめ

AIが生成した画像は、著作権と肖像権の交差する問題を引き起こしています。これらの問題は複雑であり、従来の著作権法と肖像権との交差点に関係しています。いくつかの解決策が提案されていますが、これらの問題に対処する最適なアプローチについては明確な合意がありません。AIを芸術に使用することがますます一般的になるにつれ、政策立案者や法的専門家が、これらの課題に公正かつ公正な方法で対処するための枠組みを開発することが重要です。この問題提起をする観点からも私はこういった画像を使用し、皆様の意見やコメントをこの投稿のコメント欄でいただければと思っています。



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