愛工大名電の謎の投手陣と球速の分からない東松君
4月23日に行われた、愛知県高校野球春季大会、美和対愛工大名電、享栄対中部大第一の試合を観戦したのでその感想を書きます。
美和対愛工大名電
0-7で愛工大名電の勝ち。
この試合のお目当ては、愛工大名電の投手でした。というのも、秋の大会では下記4投手が登板し、皆良かったからです。(学年は今年度のものを記載。)
昨年夏の甲子園でベンチ入りしたエース右腕笹尾君
昨年秋に140キロをマークした2年生左腕大泉君
同じく昨年秋に146キロをマークした2年生右腕伊東君
さらには高校入学時点で143キロをマークしていた2年生左腕古谷君も控えていました(ベンチ入りするも登板はなし)。愛知県、いや、全国屈指の陣容を誇ると言っても過言ではありません。
試合はどうだったかと言うと、先発した笹尾君が6回までを1安打無失点に抑える快投を披露します。7点リードで迎えた7回表、愛工大名電はこのイニングを0点に抑えれば試合終了となります。
ここで投手交代。結論から言うと、7回は下記3人の投手が登板しました。
小島大和君、左のサイド、背番号12(公式戦初登板)
浅田君、右のアンダースロー、背番号20、(2年前の1年生大会で1試合1イニング投げて以来の公式戦登板)
島田君、右の上手投げ、背番号13、(昨年8月の試合以来公式戦2試合目の登板)
だ、誰?!
謎の投手陣すぎる。
しかも一人ワンアウトずつ取るという、私がパワプロでやりそうな投手起用。
ランナーは出したものの3人仲良く投げて試合を締めました。
ちなみに大泉君は背番号10でベンチ入りするもライトとして出場しており、試合前のノックも(投手としてではなく)ライトでした。
伊東君はベンチ入りするもこの日は登板なし。
古谷君はベンチ外。
確かに、笹尾君の学年では(私は)ほかに投手を見たことがなかったので、まあそりゃ存在はしているよな~と思いつつ、でも3人も一気に見せられてかつサイドとかアンダーとか三者三様での顔ぶれをいざ出されたら、そりゃ面食らいますわ。
残念ながらこの日試合が行われた春日井市民球場ではスピードガンがなかったため球速は分からず。謎の投手陣の球速も気になるところですね。
享栄対中部大第一
3-1で享栄の勝ち。
お目当てはなんと言ってもエース東松君。昨年秋の練習試合で152キロをマークし、U18代表にも選ばれた左腕です。
その東松君が3回途中から登板して圧巻のピッチングを見せました。
6 2/3 被安打0 奪三振10 四死球0 失点0
6者連続三振をマークし、一人のランナーも許さない完全投球。
惜しいのはスピードガンがなかったこと。球速は分からないですが140キロ代後半は出ていたように感じました。
ただ150オーバーが出ていたかと言うと、少し怪しい気がします。
個人的には153キロとか出してくれないかな、と思ってましたが、長いイニングを投げましたし、スピードガン的にも叶わず。
享栄の2番セカンドで出場した背番号19の1年生、仲谷(なかや)君がセンターヒットとレフトへのツーベースを打つ活躍を見せました。
1か月前は中学生だった選手が公式戦でポコポコヒットを打つなんて凄まじい。守備の印象はあまり残っていませんが(サードやショートの肩は強かったですが、セカンドは強いとは感じなかった)、今後も追いかけていきたい選手だと感じました。
中部大第一は、ショートの藤田君の守備がうまかったです。3回くらい好プレーを見せていました。
以上が2試合の感想でした。
お読み頂きありがとうございました。
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