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【センバツ甲子園】沖縄尚学対大垣日大

今日開幕したセンバツ高校野球。1日目の第3試合、沖縄尚学対大垣日大の試合を見た感想を書く。

筆者は一昨年(2021年)の秋の東海大会で大垣日大を観戦していたため、大垣日大ひいきで試合を見た。

3-4で大垣日大は負け。単純に実力の差がそのまま結果に反映されたと感じた。

大垣日大はヒットを7本打つも、そのすべてがシングルヒット。さらに挙げた3点はいずれも相手のエラーによるもの。

一方の沖縄尚学は、満塁ホームランによって挙げた4点を守りきった。

まあ、沖縄尚学は九州大会優勝、大垣日大は東海大会ベスト4ともとから力の差はあったのかもしれないが、個人的にもう少しいいところが見たかった。


一昨年の東海大会の時点で、今大会背番号1の山田君、同4の米津君は主力として出場していた。
そこで、その2人について感じたことを挙げていく。

山田君

最速143キロ右腕の山田君は、今日の最速は138キロ。昨年のセンバツ甲子園で142キロをマークし、「新2年で142キロは速くないか?これはドラフト候補かも!」と思っていたが、昨年(2022年)秋の時点で最速は143キロ。もう少し速くなると思っていた。

山田君のひとつ上の学年がいた頃は、投手がもう2人くらいいて、山田君の投げるイニングはそこまで長くなかった。一方今の新チームでは、山田君が比較的長いイニングを投げている。

「1人で長いイニングを投げなければ」という思いから、球速をセーブしていたのではないかと推測する。

球速こそ伸びていなかったが、変化球は進歩が感じ取れた。

筆者の記憶では、昨年のセンバツ時点の持ち玉はスライダー、カーブ、ストレートだったのに対して、今日は縦スラ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、スローカーブを投げていた。

カットボールは縦スラの投げ損ないのようにも見えて、ツーシームもあまり変化しなかったチェンジアップのようにも見えたが、球種が増えたことは間違いない。

これも長いイニングを投げることを見越してか。特に縦スラが素晴らしく、コースを間違えずに投げることができていた。

それもあり、8イニングで9つの三振を奪っている。現時点でドラフト候補ではないかもしれないが、好投手であることに変わりはない。


米津君

昨年のセンバツでは背番号6でショートを守っていたが、今大会は4でセカンド。もともとエラーが多かった選手なので、コンバートされたのかもしれない。

一昨年の東海大会で長打を打ったり、昨年の秋の大会で2本のホームランを放つなど、強打の選手だった。

米津君は引っ張りの打球が多い印象だったが、今日は外角の変化球を流し打ちでライト前に運んでいた。ここは進歩したところなのかもしれない。



昨年のセンバツで大垣日大は、21世紀枠の只見高校に勝利するも次の星稜戦で敗北。今大会も1回戦負けと、全国の舞台での実力というところでは、まだまだなのかもしれない。

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