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大垣日大対只見を振り返る

センバツ甲子園1回戦、大垣日大対只見の試合を振り返る。

6-1で大垣日大の勝ち。五島君が18奪三振1失点完投(自責点は0)。

私は東海大会で大垣日大を見ていたため大垣日大を応援していた。
失礼な言い方になるが相手の実力を考えると「優しい」と感じてしまった。優しいというのは、よりはっきり言えば「もっと点を取って制圧できただろう」ということだ。

個人的に気になったのは5回表のプレー。
先頭四球から送りバントでチャンスを作ると米津君がうまくヘッドを利かせてレフトオーバーのタイムリーツーベース。この次だ。続く西脇君の打球はピッチャーゴロ。二塁ランナーの米津君が飛び出してしまう。ピッチャーはサードへ送球。ここまではいい。ここで、ランナーがそのまま走っていきボールを持っているサードに突っ込みアウト。これはいかん。飛び出したのはいいとしても、せめて二塁、三塁間に挟まれて時間を稼ぎ、バッターランナーを二塁に進めることを目指して欲しかった(西脇君は一塁ストップ)。
米津君は牽制死もあり、こうしたミスで自滅してしまうともったいない。

とはいえ、いいところもあった。米津君と西脇君はスイングが強い。米津君は引っ張り傾向、西脇君は広角に打てる印象を持った。

そしてなんと言っても今日は五島君。私が秋に見たときは、そこまでいい印象は持っていなかった。むしろ、山田渓太君の方が良かった印象がある。しかし今日は低めにボールを集めて危なげない投球。まずストレートがいい。最速133キロで秋と変わらないが、よりボールが「きている」というか、打者の手元で伸びているように見えた。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップだったと思うが、特にカーブとチェンジアップがいい。カーブは主にカウントを取るのに使っていたが、決め球にも十分使えるレベル。基本カーブに的を絞ることはないため、2回戦以降はカーブを多めに使ったらいいのではないだろうか。チェンジアップはツーシームのようなボールで、ストレートに比べてブレーキが効いてて良かった。…ストレートがいい、カーブがいい、チェンジアップがいい……要するに全部良かった。

話が前後するが、山田渓太君は秋に背番号7をつけて6番レフト(またはピッチャー)だった。甲子園では背番号10になったため投手に専念したのかと思ったら2番センター。今日はひたすら送りバントを決めまくっていたが、ひと冬超えての投球も見てみたい。

以前の記事にも書いたが左投手の三松君も見てみたい。2回戦以降に期待。

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