最近になってようやく、作曲家について知りたいと思い始めた理由

三枝成彰氏の書籍『大作曲家たちの履歴書』より、バッハについてこんな記述を読んだ。

「彼にとって重要なのは自分の耳に入ってくる音楽そのものがいいか悪いかであり、それを作り出した音楽家の人柄や現実の人間関係などには関心がなかったようだ。」

…コレだ。バッハさんありがとう…!

クラシック音楽ファン歴20年超の私ですが、作曲家については今までほとんど知ろうとしてきませんでした。

理由は「興味がないから」であり、更に言うと「余計なことを知りたくなかったから」。

クラシック音楽好き=雑学が豊富で、作曲家の逸話からゴシップまでを聞かずとも話し出す、というイメージがありませんか?
私は、このイメージが好きではなかったし、作曲家のゴシップ情報を知ってしまうことで、音楽に集中できなくなり、心からその作品を愉しめなくなってしまうことが嫌でした。そのため、自分から積極的に情報を取りに行くことはありませんでした。

しかし私には「演奏家の魅力を伝えることで、クラシック音楽ファンを増やしたい」という目標ができました。

今後、演奏家の皆さんに直接お話を聞くこともしていきたい。その時に、インタビュアーがあまりにも無知であっては失礼だろう。せめて、作曲家の略歴や交友関係、時代背景は知っていたい。

よし、ここらで一回ちゃんと勉強してみよう。

そんな気持ちになりました。

どうしても出くわしてしまうゴシップ情報は片目をつむって通り抜けたいと思います。私が作曲家なら、そんな事知って欲しくない、作品を評価して欲しいと思うだろうから。

思うように時間の取れない日々ですが、学んだことはnoteにも書いていきます!

大好きなクラシック音楽のために、私にできることを。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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