母校に理系の学部が設立されるらしい

noteの月別集計を見てみると、2021年と2022年は全く日記を書いていなかったらしい。いや、記憶にないだけで、wordに書いて個人保存していたか…
いや、思い出した。確か、わざわざ紙のノートを買って、そこにシャーペンで書いていたような気がする。手書きの方が”なんか良い”と思ったからだと思う。でも実際に字を書く機会が減ってからというもの、改めて紙のノートへ直筆で日記を綴るのはダルかった印象。頭の中を鮮度そのままで残すには電子媒体に残すほうが良いという結論に至った。それに、紙へ書いているとたまに校正をしようにも、消しゴムで消している間に何を修正しようとしていたかなんてものは忘れてしまっている。電子媒体なら、置き場所はノートPC1台分から不変だし、一回の日記に文字量の制限も(今のところ)無いし、気が向いたら装飾もできる。いい時代になったものだ

どうやら、母校の大学に新しい学部が設立されるらしい。仮称ではあるが、情報工学部を想定しているそうだ。理系人材の育成に力を入れるとか入れないとか
公開されている現時点での会議資料にて、大学側の意見なのか、地域の企業側の意見なのかよく見てないので分からないが”〇〇学部に変革が必要である。〇〇学部はかねてより何を学ぶ学部なのかよく分からない”と書かれていた。流石に笑ってしまった。もちろん俺の所属していた学部のことだが、逆に色々合点がいくのも事実である。
まず、この〇〇学部、検索するとドンピシャでこの大学がヒットする。つまり他にそんな学部を設けている大学は無いくらいにマイナーということだ。それだけマイナーだと

「何学部だったの?」
「〇〇学部です」
「〇〇学部?あんまり聞かないね。どんなことを学ぶの?」
「えーっと、(かくかくしかじか)…」

学んだ本人もうまく説明できず、毎回微妙な空気になる。故に、この大学を卒業したことにあまり誇りを持てないのである
加えて、この大学のある地域の企業はものづくり企業が大半を占める…らしい。(地元暮らしが長いけど正直これまで地元にあまり関心を持てなかった)企業人いわく、ものづくり企業へ就職するなら、理系分野出身であることが望ましいとのこと。
要するに、ウチの大学は地元の企業のニーズに見合った人材を育成できていないということだ。元々は女子短期大学だったものが共学の公立大学になって、それがつい10年前くらいの話で、大学運営も過渡期真っ只中ということなのかもしれない。第二フェーズということか。

正直、理系学問が学べるようになるのは良いことだと思う。中学までは数学理科は得意だった。それが、高校に入って、数学に苦手意識を持つようになり、理系を諦め、部活も辞め、やりたくもない生徒会で青春を捨て、大学では大して興味もない授業を最低限受けて、いざ就活の時期になると行きたいと思う企業には理系的素養が求められ、就活に嫌気が差し、やむなく派遣会社に就職、仕事内容、人間関係にガタがきてニートを約一年、踏んだり蹴ったりだ。そして理系の同級生に憐れみのような嫌味を言われ、人生全てが嫌になる。”理系の素養がないばっかりに”
思えば、もう少し落ち着いて数学に取り組めていたら良かったなと思う。数学に限らず、高校時代は全体的に勉強にあまり集中できていなかった気がする。周りとの学力差に絶望したのだ。あまりにも周りのレベルが高すぎた。

同じ高校で、大晦日に集まる、ある一人に言われたことがある。
”(俺)ができんやつだと思ったことはない”
そいつからしたら、俺も別にそこまでレベルの低い人間ではなかったようだが、それでも、越えられない壁のようなものは常に感じていた。
確かに、発展クラスなるものに選抜されたこともあった。(今思えばひどいネーミングだ。発展クラスに対して、標準クラスというのもあった。端的に言って、勝ち組クラスと負け組クラスだ)これに選ばれなければひどくメンタルをやられるため、精神的な苦痛は多少なりともあった。選ばれればいいが、選ばれなかった場合、数日は集中して授業を受けることは出来ないだろう。一方で、すこぶる調子が悪く、標準クラス改め負け組クラスに転落すると、逆に吹っ切れて落ち着いて授業を受けることができることもあった。すると、成績が上がり、また発展クラスに昇格して、地獄を見る。
要は、自分の理解力に合った内容を適切なペースで受けるべきなのだ。あんな学校都合の制度に無理やりねじ込まれても集中できるはずがない。そういう意味でも、高校選択の時点で失敗していたのだと思う。肌に合わなかった

長らく、俺は理系には向いていないと思っていたが、もしかしたら環境による影響が作用していたのかもしれない。きちんと受け皿になる素地が形成出来ていなかっただけなのかもしれない。これは非常に勿体ないと思うわけである

もし、理系分野を学び直せるのであれば学び直したい。そういう思いもあり、理系学部の設立には今後も注目したい

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