どうしても家族を好きになれない(特に祖母)

病み上がりで今週は2日だけ出勤。まだ若干鼻声が治っておらず、本調子ではないが、明日どこかへ出かけたい欲が出るくらいには回復した
先週からコロナウイルスによって食事は部屋でひっそりと食べており、今日、久々同居人全員で食卓を囲んだが、親父は高圧的、姉は空気、祖母はぶつぶつ文句ばかりで辟易する。どうも居心地が悪い。

何も語らずただ一言、”一人暮らし始める”のが手っ取り早いのだろう。自立したいからとか、将来のためとかそんな高尚な理念のもとではなく、ただただ実家の空気感が嫌いだ
恩着せがましい、というのがウチの家の印象だ。特に祖母。野菜作りに並々ならぬ誇りを持っている。”90歳にもなってここまでやってる人はいない”、と1億回くらい聞いた。自分でやりたくてやってるわけでもない。”しんどい”、”誰も手伝ってくれない”、こっちからすると、やりたい奴が勝手にやってるだけにしか見えないし、しんどいなら辞めれば良いとしか思わない。いざ、辞めればいいだろと言うと、”辞めたら今作ってる野菜はもう食べられなくなる”と口答え。これも、ほとんど脅しのように言ってきて、”ばあちゃんに感謝しろ”と毎回切り札のように言ってくる

一度、大量のじゃがいもの収穫を手伝わされたことがある。貴重な休日に、だ。確かに大量だった。だが、そのほとんどは近所に無償で提供されるだけで、実家に残るのはせいぜい1食分×4人に使うだけの量しか無かった。何日もかけて栽培した後の実利がたったこれだけ?
祖母は自分が百姓であることに誇りを持っている節があるが、そもそも作った野菜を売るでもなくただ近所にあげて残った分を自分たちで消費しているのは百姓と言えるのか。ただの家庭菜園ではないのか。自給自足ともまた違う気がする。種は農園で買っているため、支出が存在し、長い目で見れば赤字である。これが現実である以上、採算のとれない栽培に時間を費やすより企業勤めして稼いだほうが合理的である
と、この辺の説明をしても祖母にはさっぱりだろう。結局のところ、今の祖母から栽培を奪ったら、あとには何も残らない、ただのボケ老人である。その事実から目を背けたくて必死に栽培をしているように見える
まだ、寝て起きて食って寝るだけしてたほうが可愛げがある。今の祖母は、無知なくせに口答えする生意気な頑固ババアという感じだ。こりゃあ人が離れても仕方がないという感じがする
人間、歳を重ねれば穏やかになると思っていたが、祖母を見ている感じ、そういうわけではなさそうだ

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