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バビルサとかいう死を見つめる動物について

こんにちは、極楽だぬきです。

みなさま、バビルサという珍獣をご存知でしょうか。

悪魔みたいな名前をしていますが、一言で言いますと「とんでもない牙をもつイノシシ」です。

今回はこのとんでもイノシシについて軽くご紹介できればと思いますよ。


バビルサってこんなヤツ

こんなヤツっつっても「イノシシです」としか言いようがないんですけどね。
流石にそれで「ハイそうですか」となるみなさまだとは思っていませんよ。

そんで、こいつはどうもインドネシアにしか生息していないみたいです。

それだけでもかなり肩身の狭い(物理)思いをしているバビちゃんですが、スラウェシ島っていうインドネシアの島ではもう絶滅しちまってるんですね。

堂々とレッドリスト入りも果たしておりまして、ちょっと対策しないと絶滅しちゃうかなというレベルです。

ちなみにこの「バビルサ」という名前、現地では「バビ」=豚、「ルサ」=鹿という意味らしいですよ。
今に豚鹿(ばびるさ)とかいうキラキラネームを付けられる子も出てくるかもしれませんね。
ギリ悪口だと思います。


「死を見つめる」ってなんだよ


この牙どうなってんの?

もうお気づきだと思いますが、バビルサは牙の主張がえらく強いんですね。

先ほど「ルサ」=鹿という意味だと書きましたが、これは牙が鹿の角に見えるからなんですって。

で、この牙、オスの場合は一生伸び続けます

自分の口元から生えた牙がグルンと湾曲して伸び続け、いずれ額の皮膚を突き破り脳天が貫かれる…

みたいに見えるので、「死を見つめる」動物だと言われているってワケなのよ。

マジで脳に刺さるの?

で、このKIBAですが、マジのマジで脳天突き破ってくたばってしまうのかと言われればその可能性は低いんですって。

それもそのはず、なんせこの牙は額に届く直前でまたもや急速カーブ

九死に一生スペシャル

ちょっと極端に描きましたが、要するにこういうことです。

結果的に脳天ぶち抜くことはなく、Uターンかましてまたノコノコ伸びてくだけみたいですね。

というか、大体のバビルサは頭に牙が届くまでに寿命で力尽きます

それに加えてこの牙は案外脆いので、ちょっとダメージを受けたらポッキリ折れちゃうようです。

自分の牙が刺さって死ぬなんて結末だけは迎えたくないというそこのバビルサ諸君は、とりあえず壁に向かって体当たりでもしてみてはいかがでしょう。
もしくは他のバビルサとバトルしてみてもいいかもしれませんね。


牙の存在理由

じゃなんでこんな邪魔な牙があるんだよ、ということですが、どうやらメスへのアピールのためのようです。

詳しいことはまだわかっていないみたいですが、まあデカい牙の方が強く見えるでしょう。

メスを巡ってのバトルの際は、牙ではなくてを使うんですってね。

やっぱどう考えても牙は邪魔なような気がしますが、彼らにも彼らなりの事情があるのでしょう。

いっそのこと「先に牙折れた方が負け」とかいうルールにしてバチバチに戦(や)り合った方が良いと思いますけどね!


バビルサの意外な性格

さてこのバビルサくんですが、案外穏やかな性格をしております。

人間に対しても割と懐くそうで、ジャンプで愛情を示してくれる可愛いヤツもいるんだとか。

でも人間が勝手にこう思っているだけで、本当は威嚇行動だったとしたら笑えますね。

まあそんな性格だとは言え、野生動物なので警戒心が強いことにも間違いはなさそうです。
生息地域も狭いですし、我々が生でバビルサを見るのは難しいかもね。

ベルリン動物園とかサンディエゴ動物園ではバビルサが飼育されてるみたいですけど、残念ながら日本の動物園にはおられません。

尻尾振ったりジャンプしたりといった珍行動が見たい方は、ぜひ海を渡りましょう。


まとめ

名誉ある珍獣ハンターのみなさま、いかがでしたでしょうかバビルサ。
可愛いでしょうバビルサ。
バビルサどうでしょう。

怖い顔をしているかと思いきや性格はそうでもなく、攻撃性の高そうな牙をお持ちかと思いきや実際はそんなこともなく。

果てには「この牙頭に刺さるんじゃね!?」という怖い物見たさでバビルサについて調べた邪悪な人間どもの期待もスンナリ裏切っていく。

とても魅力的な動物だということがわかっていただけましたでしょうか。

悲しいことに日本ではお目にかかれませんが、日本にだって可愛い動物さんはいっぱいいますよ。
猫とか。

うちの猫!!

みなさまも猫に癒やされつつ、今日も明日もぼんやり生きていきましょう!
以上、バビルサの紹介記事でした!

ご閲覧ありがとうございました!🐷🫎

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