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革命のエチュード

ドミナントコード

ドミナントコードは  曲の調を決める役目を負った和音
でも長調か短調かまでは指定しません

ドミナントが現れる以前に
調の最初の音を基軸にした主和音があったり
旋律に調の固有音があったりすれば
判断できますが
曲の頭からドミナントだと情報不足です

彩色前の塗り絵のようです
花の種類は わかるけど
赤なのか青なのか… 色がわからない
みたいな感じです

ショパンの「革命のエチュード」は
いきなりドミナントから はじまります
みじかい間ですけど
耳がとっても不安定な状態におかれます
つぎに現れるユニゾンのかけ降りるフレーズ
ここにふくまれるラとミの♭で
あ、短調なんだ
とわかる仕組みになってます

有名な曲だから
頭から暗く激しく聞こえがちですが
ほんとうはそうじゃない

かけ降りるフレーズの♭を取って
白鍵盤にして弾くと
それはそれで堂々とした素敵な感じになります
ドミナント自体は明るくも暗くもない


ドミナントコードを単体で繰り返し聞くと
暗く響いてくる人
明るい音に感じる人にわかれるようです

ちなみにM7も
私には重い音に聞こえますよ
ふだん聴いてる曲のせいか
 
性格も関係してるんでしょうか?
おもしろいですね
             
 
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[お読みくださりありがとうございました]