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TWSBI PRECISION Pencil

OEMメーカーとして活躍してきた台湾の三文堂が自社ブランドとして立ち上げたTWSBI(ツイスビー)。
万年筆の方が圧倒的にメジャーですが、TWSBI JR. PAGODAなどペンシルも製造しています。
PAGODAはROTRINGで言えばTikkyクラスでこのPRECISIONは600辺りでしょうか。
フォルムも少し似ていますし。
国内価格的にはROTRINGの倍ですが、まぁそれは正規代理店取扱品ということでゴニョゴニョ…。
ROTRING 600と比べてこちらは胴軸のエッジがあまり効いていなくて丸みがあるのでギュッと握っても痛くなりにくいと思います。
塗装に関してはROTRINGのマット塗装の方が滑りにくくて好みですが、これは個人差があるでしょうね。
グリップに関してもROTRINGのそれに比べると随分となだらかで、個人的にはもう少し細かくてエッジの立ったものにして欲しいと感じましたが、Staedtler 925-25やROTRING 600のようにペンケースの中で触れるもの皆傷つける的な事はあまり心配しなくてもよさそうです。

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クリップ部分はカランダッシュ849やFixPencilを彷彿とさせます。
クリップにはレーザーでTWSBIとロゴが刻印されていて格好良いです。
脱着は出来ませんが、あまり気になる形状・サイズではないのではないかな?と感じました。
クリップのはさむ力は強めで胸ポケットなどに入れたときはしっかりと保持されると思います。

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軸尾のノックボタンを外すと長さ4センチの長い消しゴムが顔を出します。
パッケージには予備の消しゴム3個と替え芯が付属しています。
パッケージのプラケースはロゴ入りで中々格好良いので敷物を取り去ってミニペンケースや小物入れとしても使えそう。

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本体を分解すると大きく分けて口金、ペンシル機構、胴軸、消しゴムユニット、ノックボタンとなっていますが、固定式タイプと格納式タイプの違いは口金部分のみであとはすべて共通部品で互換性があります。(芯径違いは使えませんが…)

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プラスチックパーツは見当たらず嵌合部分などのゴムぐらいしか劣化しそうなパーツがありません。
堅牢で長持ちしそうな反面、オール金属製ということで約26グラムの重さがあります。
ちなみにSTAEDTLER 925-25で約22g、KAWECO Pencil Specialで約15g、ROTRING 600で約18g、ROTRING 800は約28g!
堅牢さを得たトレードオフとして軽さを失ったわけです。
ただ、この重みが使いにくいかというとそういうわけでもなく、重心位置がちょうど中心辺りにあるので取り回しやすいのではないでしょうか。

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芯先に関しては好みの分かれるところですのでお好きな方をお選び頂いたら良いと思います。
格納式だから芯先がグラグラするというわけでもありません。
固定式はガイドパイプの長さが4ミリで格納式は3ミリ。
形状も若干異なっていてペン先の視認性の良さは固定式に分がありますが、ポケットに入れて持ち運ぶことが多いのであれば芯先保護を優先して格納式を選べば良いと思います。

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以上、TWSBI Precisionシャープペンシルのレビューでした。
是非店頭でお手にとってご確認下さい。


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