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芯ケースを色々比べてみた

10年前まではあまり見かけることのなかった文具の一つに「芯ケース」が挙げられると思います。

「芯ケース」は文字通りシャープペンシルの芯を収納し持ち運ぶための文具なのですが、無くても困らないけど持ってると楽しくなる文具で、この数年でペンケースの中を彩る文具としての地位を確立したと思います。

様々な芯ケースが発売されていますが、当店で取り扱いのある芯ケースそれぞれの特徴や良いところ、気になるところなどご紹介したいと思います。


芯ケース/SPC-350(オート) 価格:350円(税別)

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シャープペンシルやガチャックなどでお馴染みの文具メーカーオート社の芯ケース。
真鍮製で購入しやすい価格ですね。
入れられる芯の長さがほぼ全長と同じぐらいで90mm程度までの芯を収納できます。
一般的なシャープペンシル芯の長さは60ミリほどなので充分すぎる長さです。
厚みがなく外径≒内径でおおよそ9ミリ(8.5ミリ)ほど。
ヨーロッパタイプインクカートリッジのショートタイプが2本丁度入るサイズですのでカートリッジケースとして使ったり芯ホルダーのショートタイプ5.6mm芯用のケースとしても使ったりしても良いかもしれません。

板厚がなく、それなりに当たりが柔らかく角も尖っていないのでそのままペンケースに放り込んでもペンなどに傷つけることは無さそうです。
チープ感に目をつぶれば十分に使えます。
同じシリーズで2ミリ芯用のシャープナー(芯研器)も発売されているので芯ホルダーをお使いの方は揃えても良いですね。(但し芯研器は簡易芯研器タイプなので使いにくいですが…)

収納できる本数は0.5mmの芯の場合150本以上と充分すぎる量が入ります。

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芯研器とあわせて持つのもアリ

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ヨーロッパタイプのインクカートリッジが収納できます


リードリフィルケース/TL006-**(TOOLS to LIVEBY価格:1500円(税別)

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台湾の文具店「TOOLS to LIVEBY」のオリジナル商品で直径約6.5mmのとてもスリムな真鍮製芯ケース。
この芯ケースの特徴はキャップ部分に硬度が刻印されていることと、シャープペンシル芯がすでに入っていること。
芯のメーカーは・・・どこでしょう?分からないので輸入元に確認しましたが非開示だとのこと・・。
この芯ケースは蓋に硬度表示があるため使い分けに便利です。
硬度表示はHB、B、2Bの3種類だけなのでもっと硬度幅を広くするとか、刻印無しタイプや色々な硬度や赤色などの色つきキャップのみの販売、硬度ではなく芯径(0.3/0.5/0.7/0.9)の刻印があればと思います。
蓋にはゴムパッキンがついていて勝手に緩みにくいようになっています。
また、滑り止めのロレット加工がされています。が・・・これがペンケース内で他のペンに傷を付ける要因となります。
ボートペンケースやフラットペンケースなどに放り込んで使うと他のペンに当たって傷を付ける恐れがあるので注意が必要です。
収納本数は0.5mmで約20本です

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芯硬度が刻印されています


シャープ芯ケース/YS-STAT-07(Y-studio)価格:2200円(税別)

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こちらも真鍮製の芯ケースです。
台湾の設計事務所「物外設計」が創るY studioシリーズの商品。
六角形でデスクの上でコロコロ転がらないのが良いですね。
使い込んでいけば味わい深いエイジングをしていきます。
芯ケースの認知度を高めたのはこの商品でした。
これも蓋にゴムパッキンがついていて勝手に緩みにくいようになっています。
ロレット加工はされていませんがこれも真鍮製なのでボートペンケースやフラットペンケースなどに放り込んで使うと他のペンに当たって傷を付ける恐れがあるので注意が必要です。
収納本数は0.5mmで約60本です

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デスクの上で転がらない六角形状


芯ケース(クラフトエー) 価格:1920円〜(樹種によって異なります)

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クラフトエーさんの芯ケースは木製としてはかなりスリムなので小さいペンケースに入れても邪魔になりにくいのが特徴です。
木で出来た本体に真鍮のネジを直接ねじ切りしていますが、割れやすい花梨瘤杢などはスタビライズド加工をしたり、樹脂を埋め込んだりしてネジがダメになりにくい工夫がしてあります
とは言え、軸が細く肉厚もあまりないので花梨の瘤など脆い樹種はつくしペンケースやフラットペンケースのような横からの衝撃をモロに受ける薄型のペンケースをお使いの場合はあまりオススメできません。

樹種によって芯硬度や芯径を使い分けても良いですね。
使い込んでいけば真鍮と木の両方のエイジングを愉しめます。
収納本数は0.5mmで約35本前後です

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様々な樹種があります。(画像は梨)


芯ケース(HBK手工房)価格:2000円(税別)〜

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本体とキャップ部分に木を使った芯ケースで、接合部分が真鍮製になっています。
今まで紹介した芯ケースの中で一番太く、外径が約12ミリ、内径が約8ミリあります。
ショートタイプの5.6mm芯やヨーロッパタイプのインクカートリッジが1本収納できるほどの太さです。LAMYのインクカートリッジがギリギリ収納できる深さのものもありますが、深さに若干個体差があるので一概にどの長さまでのものが入るかが確定できません。
収納本数は0.5mmで約120本以上と大容量

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様々な樹種があります(画像は黒檀)


芯ケース(工房楔)価格:4000円(税別)〜

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クラフトエーさんとHBK手工房さんの中間ぐらいの太さの芯ケース。
銘木を本体に使用し、接合部はアルミ、キャップはエボナイトと3種類の素材を使用しています。
杢に拘っているだけあって美しい杢目を愉しめます。
樹種を変えれば収納している芯の硬度や芯径、色の判別をするのに便利ですね。
やはりピンクアイボリーには赤色芯を収納したいところです。
エボナイトは純銀製品を黒ずませてしまうので、純銀製のペンと一緒に収納しない方が良いかもしれません。
収納本数は0.5mmでおおよそ50本

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様々な樹種の杢を愉しめます(画像はピンクアイボリー)


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以上、当店で取り扱いのある6種類の芯ケースのご紹介でした。
用途やお好みに応じて是非使い分けて下さい。

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