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お悩み相談室のうらがわ033(世界なぞなぞ大事典)

我が家にある最も高価な本のひとつ。

装幀は安野光雅

子どもというのは本当になぞなぞが好きで、しょっちゅう理不尽ななぞなぞで、やり込められるのです。

負けず嫌いの私が、大人げなく、なぞなぞを網羅しようと購入したのがこの一冊です。

読み始めてすぐに、
これは、全く実用的ではない、と気づきました。

ケルトのなぞなぞ
答え

聞き方は子どもなのに、
答えが大人すぎるなぞなぞなーんだ。
答 ケルトのなぞなぞ

世界のなぞなぞが、国別にまとめられているのですが、お国柄というものが生々しく出てしまうのが怖いところ。

この国の女性観はどうなっているんだ…と嘆いたり、同じ家畜でどれだけなぞなぞ作れるんだよ、と呆れたり。

チベットのなぞなぞ
答え へぇ、そうなんだね

なぞなぞは言葉遊びも多いため、
単純には訳ができずに我々には理解が及ばないものも多い。

また、男性名詞や女性名詞といった区別がある国の言語では、その聞き方自体がヒントになっていることもある。

イスラエルのなぞなぞは、ちょっと納得できる。
イタリアのなぞなぞは、子どもに聞かせられないほど下品。
ドイツのなぞなぞは、聞き方がしつこい。
アメリカインディアンのなぞなぞは、生活の知恵だ。

さて、

この世で一番つまらないもの、
なーんだ。


答 なぞなぞを分析しようとする大人

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