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なぞの国(ニャリコ)

ニャ=光、リコ=国

元は尾の太いオタマジャクシのような形の国だったが、頭にあたる部分が独立してニャリコになった。
面積は日本の半分ほどで、そのほとんどが山である。人々は海と山の間にかたまって住んでおり、家畜を飼い、野菜を育てて暮らしている。

元々、山の恵みで生きてきたニャリコ人は、最近まで魚を食べられると知らなかった。魚料理のほとんどが塩焼きなのは、そのせいである。
今では釣りをする若者も増えている。一方で、お年寄りに魚を食べさせるキャンペーンも続いている。

ウムウムという、スーパーマーケットのようなものがあり、ウムウムで育てた家畜を食用に加工して販売している。ウムウムによって、自ら家畜を飼育する若い家庭は減りつつある。

畑では、ニャリコでしか見られないラミコンという野菜が育てられている。ラミコン=おいしい野菜という意味で、白菜のように葉が球形になる。ほうれん草のような緑色をしており、ビタミンが豊富。スープにして日常的に食べる。

シンタン=収穫のお祭り(秋)と、クンタン=種まきのお祭り(春)とがある。この年2回のお祭りのときに、民族衣装を着る。民族衣装は山の獣の皮を縫い合わせて作る。このとき、縫い合わせる獣の皮は種類が多いほどよい衣装だとされる。


ニャリコの国旗

次回は、「オーコミサこく」です。

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