【今週も何とか生き抜いた】vol.28
(7/8~14)
本さえ読んでりゃこちらはゴキゲン
Mon.
常々思ってるんだけど、芸人さんで大げさな名前を付けてる人、アレ、いいよね〜。もうそれだけで笑っちゃうんだよな~。
マツコの名前って面白いなって彼女をTVや街で見かける度に思うんだけど、みんなはどう?もう慣れちゃったカンジ?
私、未だにマツコの名前をTVで見るたびに「デラックスの意味違うでしょ」っていちいち色々面白いって思ってしまう。
「バカリズム」だとオシャレすぎる。何がどう基準になってるのか自分でも判んないけど。
そういうカンジで
「世界のナベアツ」も好き(だった)。
「劇団ひとり」もいい。
「ユースケ・サンタマリア」は芸人じゃないけど好きな名前。
「あばれる君」も最初に聞いた時大笑いしてしまった、好きだわ〜。
しかしそんな中遂に真打が現れた。
「すがちゃん最高No.1」
本当に最高に最高No.1のお名前だわ。まぁ、私は最近の芸人さんよく知らないので、実は私好みの名前の人たくさんいるんだろうな〜とは思うんだけど。
Tue.
最近読み終えた本を記録しておこうっと。
「紫式部 ひとりがたり」
最初、紫式部が「源氏物語のあのシーンの元ネタはネ、」みたいにポップに宮廷サロンネタぶっちゃけみたりして!的な本なんだと思ってたけど全然違った〜!
紫式部という人は実は若い頃に次々と大切な人を失う、みたいな過酷な時間を重ねて生きて来たらしく、「それでも生きて行かねば。それでも生きて行きたいのだ、私は」みたいな人生の命題と真摯に向き合って来たことが本人の口から滔々と語られる、みたいな本でした。
これが、思いの外面白かった。
紫式部の人生に深く関わった人物についても、彼女の感性で語られたりしていて、大河ドラマの解像度がグンと上がったと思う。源氏物語もやっぱりちゃんと読んでみようかな、という気にもなったし(ていうか、何度も「読もうかな」ってなってる。人生は短い。早く読めよ私)。
この本、軽い気持ちで買ったけど、結構新しい扉開いてくれた気がする。
これだから読書はやめられないのよね、と思える1冊だった。
「我が友、スミス」
実は普段あまり小説を読まないようにしている。あえて避けている、のに何故かこの本のことも作者も知らなかったけど、うっかり手に取ってしまった小説。
内容としては大事件が起こる訳じゃなく、淡々と主人公が筋トレをレベルアップしていくというストーリーなんだけど、何しろ文章が上手くて私はそこに夢中になって読んでしまった。
例えば
「その後、最初に目についた美容院に入り、思うさま髪を切り、久々に耳許の涼しさを味わいながら、私は、たくさん泣いたのだった」
こういう、主人公にとっては大きな決断と行動を淡々と語らせるカンジとかいいんだよなぁ。
この髪を切る理由や主人公の思考の過程を読者は知っているところなので、本来ならもっと丁寧に心情や情景を描写するんだろうけど、ただ「たくさん泣いた」としか言わないセンスにうなる、みたいなことをこの小説の中で何度も思って、いい本だなあ〜と思ったのでした。
「赤と青のガウン」
最近話題の一冊、なだけあってなるほどめっちゃ面白い。
実はまだ読み終わってないのでアレだけど(6割くらいは読んだかな)、単純にイギリスの伝統校、しかも大学院に留学するってこんな感じ、を知ることが出来るのがめちゃ面白い。ていうか勉強のレベルが相当ハードだった。こんなん、ちゃんと卒業出来たのすごすぎる、、、
さらにはなんと言っても書き手の方は皇室のお姫さまなので、到底私のような庶民には想像もしえない独特のしきたりや考え方などをうかがい知れる、というあたりが中々スリリングな本ざます。
「普通のご家庭では想像するのが難しいかもしれないが、皇室、特に我が家では」みたいな淡々とした語り口がなんならめちゃ気持ちいい。「わーすごい」なことも「すごいとかじゃなくて、そういうものなのよね」なスタンスなのが逆に国民に媚びてもいないし(当たり前)居丈高な訳でもなくて(当たり前)安心して読んでいられるのだ。
彬子さまと彬子様の側衛の方のエピソードとかもっと知りたい!と思えるくらいにいい話のオンパレードだ。
読み終わるの楽しみ&勿体ないって気持ち。
「ミノタロウスの皿」
これはこないだ買ったばっかりで、まだ全然読めていない。
短編集つうことで、この本に「劇画オバQ」という1本が収録されているんだけど、それを読むのが目的で買いました。
「劇画オバQ」(まさかの1973年発表)の存在は知っていて、というかかつて一部ですごく話題になってた記憶。
でもQちゃんファンの私はショック受ける気がして読めなかったんだよな〜それがつい先日、永野がYouTube動画でこの本について語ってて、、、ついうっかり動画見ちゃって、ついうっかり買っちゃったんだよな。
でも、ついうっかり出会って手に取る本もまた、読書の醍醐味だからな。
とか何とか言いながら、これはいつ読もうかなーと逡巡している。コレ私、読んでも大丈夫なやつ???
だってさ、やっぱりさ、読書ってさ、人生変えちゃったりとかしちゃうじゃない?っていうびびりが私にはある。このびびりは結構大切にして生きて来た気がするよ。
しかしもう中年なので、この感性をいつまでどのくらい持てるかが問題だよな、に意識はシフトしてるけど。
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