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【今週も何とか生き抜いた】vol.18

(4/29~5/4)

安・近・短さえ奪われる恐怖(大げさ

Mon.

ゴールデンウィークっていうか、勤め先はカレンダー通りに出勤なので、こんなのただの3連休だ。いや休みなら何だっていつだって嬉しいわけだが。
その最終日。この日は最近お気に入りのシズラーでまたしてもモーニングを食べ、その後地元まで戻りスーパー銭湯でひとっ風呂。サッパリした後にニトリでお買い物、という「安・近・短」を地で行く過ごし方をしてしまった。すごい充実感だ。
とは言え、スーパー銭湯が週末価格の1,100円になってるのにはびびった。

価格上昇に見合うようにと、スーパー銭側は設備投資に余念がない。シャワーの蛇口や脱衣所にあるドライヤーをリファ製品をに変えたりしているのだが、よくよく考えたらそれだけだ。
土日限定でいいから、更衣室に飲み放題のビアサーバーくらい置いてくれたらしょっちゅう通っちゃうんだけどなぁ。
んな訳ないか〜

Tue.

夜、BS放送でヤクルト対巨人戦を放送していたので応援しながら夕飯の支度。
完璧に見た目だけでファンになったエスパーダ投手ことパダちゃんが、この日もリリーフ登板し、走者を出しつつもビシっと抑えた雄姿にエア拍手喝采を送った。また巨人に勝っちゃったよ~デレデレ

Wed.

朝起きたら絶望的に喉が痛い。
熱はないのでコロナとかインフルとかの最悪な事態ではなさそうだ。
とは言え後半の4連休には旅行を予定している私は、出勤してソッコー病院で診て見てもらって薬をゲット。よしこれで安心だ。
ていうか、「今夜は映画の日」つうことでチケットを買っていたのだ。何としても夕方までに風邪を治す!!!

朝と昼、薬を服用したおかげか喉の痛みは薄らいでいるようだ、となって退社後に予定通り映画館へ向かった。
観たのはコレ。

LiLiCoがこの映画をレコメンドしてる動画をツイッターで見てげんなりしてたんだけど(私は何故か彼女が苦手)、サーチライト作品だしなと思って観に行くことにした。
果たして、映画は、予想してたんと全然違ーう!
びっくらこいて帰ってきました。

ごめんけど、山田太一作品は見ていません。
オリジナル映画とはたいぶ違う感触なんだろうな~とは予想してたけど、実際に映画を観終わってみると、時代と国とセクシュアリティーが違う以上の「別モノ」感あふれる作品なんだろうということはめっちゃ感じた。

主人公、ゲイなんすよ。
で、やたら主人公カップルのベッドシーンが多くて、「ほほう、これはそういう映画なのか、嫌いじゃないぞ」とか思いながら観ていたのよね(すみません)、でもそのうち、何となく、コレって主人公がめちゃくちゃ孤独な気持ち抱えてる描写のひとつのシーンなのねっって思えて来て、そしたらなんかもうたまらん気持ちになって、、、

映画は主人公が孤独を抱いて生きている、っていうことをいろんな表現で見せてくれるんだけど、ゲイであることが関係していたりしていなかったりするわけよ。関係ないっていうか超越した感覚での孤独。
私も過去に徹底的に感じてた感覚と似てるかも、とフッと思って「うわああああ」とかなったりしちゃった。
映画観でこういう感覚、久しぶりだわ。

主人公、わかるぞお前のそのカンジ!と謎に一緒に痛みや不安みたいなものを抱えながら映画を見ておりましたら、一気に物語は結末へ。
それがまぁ、衝撃だった。
ちょっと私はそこだけもう一度観たい。
ひとつひとつのシーンに自分の気持ちや感覚を重ねてみたい。そんなことを映画を見終わった後もずーっと感じてしまう作品だった。
孤独、孤独、と言うんだけど映画の中に救いがないわけではない。
4人しか出てこない役者さんの丁寧なお芝居も良かった。親子愛とかも誠実に散りばめられていて、じんわりとするシーンもある。
なのでより、ラストに度肝を抜かれてしまって、どう受け取ったらいいのかなって自分の中でフワフワしたまんまでいるんだよね。

今回もとにかくやはり、クレア・フォイ出演作品にハズレなし!を証明

山田太一は亡くなる直前に、病床に就きながら(多分)この映画を視聴していたらしい。
それってとてもいいエピソードだなと思う。何年も前に生み出した自分の作品が、今になってこんな風に海の渡り方をしたのだと知ることは、クリエイターにとってはさぞかし胸躍る体験だったのではないかしらと想像している。
当たり前だけど、エンドロールにちゃんと山田太一の名がありました。

いい映画だったな。

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