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言の葉とめぐる旅 1:企画編

 2020年10月17日(土)、合唱団あきあかね、コールトーミュ、合唱集団EARTHによるジョイントコンサート「言の葉とめぐる旅」が開催されました。本日ご来場いただきました皆様、ご試聴いただいた皆様、ありがとうございます。また、スタッフとしてお力添えいただいた皆様、そして今回のコンサートに協力いただけたサンピアンかわさき様に、深く感謝いたします。
 
 あと2週間を何事もなく過ごせて、そこではじめて演奏会が無事に終わったと言えるでしょう。決算やコロナ対策の評価などを含めて、今月末まで「本当の終わり」ではありませんが、まずは中締めをしておきたいと思います。

 今回のコンサートに際し、備忘録も兼ねてnoteを綴ります。第1話は、ジョイントコンサート決定に至る前、そして決まったあたりのことを。

合唱団あきあかねの設立(薄木さんとの出会いから)

合唱団あきあかねは今回のコンサートが初めての演奏となりました。プログラム冊子のプロフィール欄には、このように書きました。

 指揮者には3つの動機がありました。
 1つ目は、「古典的な合唱組曲に取り組む機会が欲しい」と相談されたこと。2つ目は、「指揮者生活10年の節目の年に、お気に入りの『心の四季』を指揮したい」という野望。そして3つ目は、合唱喫茶で薄木葵さんと出会い、「このピアニストと一緒に活動したい」と感じた運命。この3つすべてを実現する場として、合唱団あきあかねは2019年10月に千代田区で活動を開始しました。
 「毎月1回の練習」というコンセプトの中で、新型コロナウィルス感染症の影響で集まって練習できなかった数ヶ月は、これまでに経験したことのない苦しい期間でした。7月から練習を再開し、初めての舞台を迎えられたことを本当に嬉しく思います。今は不安と楽しみとが織り混ざっていますが、私達にできる精一杯の音楽をお届けいたします。
 (後略)

 薄木さんとの出会いは、2019年3月のアルカフェさんの「合唱喫茶」。私がホスト役となって合唱トークをする企画でした。薄木さんの行動力はどこから来ていたのかは謎ですが、この出会いがひとつの合唱団の設立と繋がったのは事実です。彼女の人柄や、縁の力を感じざるを得ません。

 8月には団名を決めメンバー募集。11月のキックオフにも多くの参加をいただきました。

ジャンニさん・合唱集団EARTHさんとのご縁

 ジャンニさんとの縁は、語ると相当長くなるのでかなり端折ります。副次的文化系合唱祭があり、「ジャンニ・ながはな・こーめい・ごろ飲み」があり、わるだくみーてぃんぐがあり。既に様々な企画を共にしていました。
 2019年6月にジャンニさんがJCDAの聴講に行った時、「いつか"水のいのち"を振りたい」と書いてあったのでコメントを突っ込んだところ、前向きな返信をいただいて、実現に進むことになりました。SNSのノリというのは怖いものですね。

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 合唱集団EARTHさんの個々のメンバーとは様々なところでご縁がありましたが、公式なところでは「EARTH創立記念演奏会にマイソング歌い隊が出演し、そこで2曲指揮する。アンコール大地讃頌も」という場でした。2019年10月の演奏会が台風で延期になった悔しさも、2020年1月にリベンジコンサートを開催できた喜びも、一緒に感じてきました(程度は全く及ばないにしても)。団設立のコンセプトが似ているので、ジョイントコンサートをするにもスムーズだし、今回のジョイントでご一緒できることは、嬉しかったし安心材料でもありました。

原田さん・コールトーミュさんとのご縁

 私はいつから原田さんと縁があるのだろう。Locus団員としてひぐらしさんに情宣に言った時に、アフターで飲んだような気がします。いつのまにか知ってたし、何かとご縁がある距離に居ました。
 2018年2月、私とJ氏との飲み会に参加いただいて、その中で「何か一緒にやりたいよね」とわるだくみの誓いを交わしたのが、今回のジョイントで実を結んだ形になります。

 コールトーミュさんとのご縁は2018年8月の第4回副次的文化系合唱祭「声宴」でしょう。私が指揮を振る合唱集団なつほたるがAブロック3番、そしてコールトーミュさんがAブロック4番、ということで、並々ならぬプレッシャーを感じていました。その節は、怪バラで失礼しました。

 今回、原田先生にジョイントの打診した際に、コールトーミュの名前が挙がった時には少し驚きましたが、よく考えてみると絶妙なバランスで納まっていることに気が付きます。

ホール当選、そして

 SNSなどで機会を探っていた私達。その中、2019年10月、横浜みなとみらいホールに当選し(2020年10月分)、時は満ちました。それぞれの団がこのコンサートに向かって準備を進めていきました。

 そこに、コロナがやってきました。

 第2話に続く。

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