自分の力で変えていく 三宅健くん

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.98】


もし運命ってものがあるとしたら、自分の力で変えることができるのか、古代から議論されているテーマらしい。

「自分の価値を最大にするハーバードの心理学講座」(著:ブライアン・R・リトル 訳:小島理)では、こんな分析がなされている。

問題を自分でコントロールできると考えている人を「自己解決型」、他者や環境に依存する人を「他者依存型」と呼びます。

アイドルの三宅健くんは、問題が起きたときにどうするかってこんな風に20代の頃に話している。

バッドの日?よくわからないけど、ツイてないとか、イヤなことを言われる日って、誰にでもあると思うんだよ。でも、そういうのはすべて自分だと思うんだよね。自分が引き起こしていることだと思うから。何かのせいにはしたくないな。
(「Wink up」2006年7月号)

これは、起きた問題を自分でコントロールすることを前提とした内容だ。
思考としては、運命のせいだと思った方が楽かもしれない。自分のせいだと思うと結構しんどい。

ただ、20代の健くんがこういう風に言うってことは、芸能界はものすごく厳しい世界なのかもしれない。

視聴率や、CDの売り上げなど、いやがおうにも数字が追ってくる。他のアイドルと比べられることもあっただろう。

「俺は生まれつき顔がいいからここまで来たんだ」なんて思ってたら、健くんのこんな言葉は出てこなかっただろう。

過去、V6のメンバー全員で健康チェックを受けたことがあったが、全員がアスリート並みに体が良かった。その6人の中で健くんは2位だった(スゴい)。日ごろから体をメンテナンスしていないと出てこない結果だろう。

また、健くんは、V6のコンサートではグッズなどのプロデュースをしている。メンバーは、どうやってファンを楽しませるかをよく考えていた。健くんも、厳しい芸能界の中で、ただ流されるのではなく、自分から変えていこうとしていた。

V6が活動締めくくった後も、健くん単体のファンクラブができたが、すでに会員数は数万人だし、活動締めくくった後に始めたInstagramもあっという間に数十万人のフォロワーだ。健くんがずっと活動を続けてきている理由は、すでに20代の頃から持っていた自己解決型の考え方だったのであろう。

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