イノッチに思い入れがあるから思うこと

【四半世紀のアイドルファンが想うこと★V6★ vol.195】


故ジャニー喜多川氏の性加害問題で、ジャニーズ事務所が記者会見を行った。それに対して、海外取引をしているスポンサーなどから、CM起用について契約を更新しないとか、新規契約をしないなどの反応が出ている。

ここで、勝手ないちファンの心理としては、タレントが見れなくなってしまうのではないかという心配だ。私はV6の箱推しだったので、岡田准一くんや、20th Century(トニセン)こと坂本昌行くん・長野博くん・イノッチこと井ノ原快彦くんの活動が見れるかどうかが、どうしても気にかかってしまう。

他方で、CMでは事務所にお金が入る部分があるから、タレントが悪いことをしてなくても、事務所所属として起用できないということも理解できる。この点、ジャニーズ事務所も対応として、CMについて事務所の取り分はなく、全額タレントに行くとしている。ただし、向こう1年間とのことなので、スポンサー企業などが心配するのもわかるところだ。

タレントを見たいというファン心理、しかしこの問題はもちろん正面から対応されなければならないということにどういう解決方法があるのか、相当に難しい問題だ。

性加害問題を放置して被害を拡大してきた事務所に責任を取ってもらうということでは、その事務所のタレントは使えないというのは、企業側の対応としては理解できる。
だから、ジャニーズ事務所としてどうするかについては、全然別の事務所を設立して、そこにタレント全員を移籍させ、ジャニーズ事務所は責任を取るだけの会社にすればよいという議論も聞いた。TOBEではなく、別の事務所へということだ。
これはとてもいいアイディアと思ったが、問題なのは実現可能性だ。現在のところ、このアイディアが実現される気配は見当たらない。

ファン心理は自然に湧き上がってくるものだから、どうしても打ち消すのは難しい。でも理屈ももちろんわかる。だからタレントがどうなってしまうのか、気になりっぱなしだ。


特に私としては、イノッチが会見に出てたことが気になってしょうがない。
現在トニセンがどうこうなるという気配はない。でもユニットがいつどうなるかなんてファンにはわからない。もし坂本くんと長野くんだけ何らかの事情で事務所を出ることになっても、イノッチはその責任感から残るだろうから、そうしたらトニセンがどうなるんだと勝手に考えてしまう。

また別の議論として、新しく別の事務所を設立するのではなく、既存のジャニーズ以外のいくつかのタレント事務所に、全員もしくはほとんどのタレントが移籍してはどうかというものもあった。
これについてももちろん現在実現される気配はないが、もし実現しても、男性アイドルグループをどう売り出すかは事務所ごとにバラバラだろうから、どの事務所に移ったかでかなり行き先が違ってくるかもしれない。

勝手ないちファンとしては、以前も書いたが、イノッチには経営側に回らないで、タレントにだけ専念していただいてもらいたいと思っている。坂本くんや長野くんとタレントとしてどうするか、事務所に残るにせよ他の方法にせよ、よく話し合って決めてもらいたいと思っている(ただし解散だけはナシでお願いします)。
経営側では、身動きが難しくがんじがらめになってしまうし、タレントとしての判断と逆になることもあるだろう。イノッチの責任感が搾取されることだけは避けてもらいたい。
イノッチには、今後の体制づくりができたら、そこで彼個人としてはやるべきことは果たしたとして、タレント活動のみに戻ってもらいたいと願うところである。

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