見出し画像

産後1か月経ったので出産を振り返る


2023年冬に第一子を出産し、お子との生活が始まり1か月が経ちました!
個人的な備忘録も兼ねて、noteにまとめてみます。

出産の思い出

 予定日1週間前の検診で子宮口が開いておらず、「これは予定日超えるかもね〜」と言われたものの、まさかの翌日朝におしるし、昼から前駆陣痛開始、夕方〜夜には10〜15分間隔の陣痛を感じ始める。
 学生時代は怪我が日常茶飯事のようなスポーツをしていたので痛みには強い方だと思っていたけど、陣痛なめてました。めちゃめちゃ痛いの。そしてめちゃ痛いのに「まだ産まれないね、これはまだ本陣痛じゃないね」とか言われるの。
 産前、無痛分娩の予定だったので陣痛よりも産後の会陰切開の痛みだけを気にしていた自分をぶん殴ってやりたい。いざ始まってみれば子宮口も全然開かないし陣痛感覚も7分くらいから縮まらないのに、30秒から1分くらい等間隔で続くお腹の痛みを耐えなければいけないのは本当に地獄でした。最後まで普通分娩で産んだ人、本当にすごい、賞賛してもしきれないです。本当にすごい。付き添ってくれた夫に「陣痛がこんなに辛いならもう一生産みたくない」と言ったことを覚えています。
 数時間後にようやく背中から麻酔を入れてもらったときは爽快感と開放感に溢れてスキップしたいくらいだった(下半身が麻痺しているので実際にはベッドから降りれません)。ちなみに出産した病院は24時間麻酔可ということで選んだ病院でしたが、当直の麻酔医が緊急帝王切開手術に入ってしまったために数時間待つ羽目になったのでした。辛かった・・・

 さて、ここまで陣痛のつらさと無痛のすばらしさを書きましたが、胎児の状態により結局緊急帝王切開を選択することになり、いわゆるフルコース出産となりました。初めての手術体験でしたが、手術が決まった途端たくさんの人に囲まれ準備をしてもらい、15分後には手術室に運ばれ、麻酔により全く感覚のなくなった胸より下はシートで覆われ、ドラマで見たあの天井のまぶしい電気に照らされ、あれよあれよという間に始まったかと思えば産声が聞こえて、赤ちゃんを見せてもらったかと思えばどこかに連れて行かれ、後処理が済んだら入院部屋に運ばれて、あっという間に終わった感覚でした。
 
 何はともあれ赤ちゃんを無事この世に誕生させられて、母体も無事(出血量は950mlで輸血なしでした)で、本当によかった!!!

 ただし本当の地獄はここからだった

緊急帝王切開の経過

 無痛分娩予定だったので、無痛分娩での出産を終えた友人の話やいろんなブログ、本、漫画は読んでましたが帝王切開についての知識は何も得ていませんでした。ちなみに友人におすすめされて読んでいた漫画はこちら。妊娠期〜出産だけでなく育児レポもあるのでたのしく読んでました。

 帝王切開後、当日は麻酔残っているのでベッドから降りるの厳禁なのですが、翌日からトイレに自力で行かなければいけないんです。これ、文字にすると「なんだそんなことか」という感じなのですが、本当に地獄の苦しみでした。まずベッドから起き上がるのが辛い。普段何気なく使っている腹筋を切っているわけなので腹筋を使って起きることができない、つらい。そして次に足を下ろす作業、これにも腹筋が必要です。本当にいたい。そして立ち上がる工程、ここでももちろん腹筋が必要だし、なにより1日くらい使っていなかった足、とにかく重い!!!
 点滴を吊るしているやつに掴まりながらようやくよちよちと歩き、トイレに行き、パンツを下ろして座り、ようやくの思いで用を足してさあ帰ろうと思って気づきます。下ろしたパンツに手をかけて元の位置まで上げる作業、あれは半屈みの姿勢で足をふんばりながら立ち上がるというとてもすごい動作なんですよ。
 あととにかく辛かったのは靴下を履くこと。冬だったこともあり靴下は持ってきていましたが、むくみもあったのできついものはやめて楽に履ける靴下を持参することをおすすめします。

とにかく腹筋を使うことが痛いので笑うのですら辛い。くしゃみや咳なんかした日には冗談ではなく地獄を見ます。寝返りを打つのも腹筋が必要なので寝る時の姿勢を変えられず体がバッキバキに。。また、腹筋を使えず傷を庇っているので腰を曲げて歩く姿勢になりがちで、入院中から腰痛に悩まされました。初めのうちはベッドに角度をつけていた方がお腹の傷が楽だったのですが、腰痛に悩まされてからはなるべくフラットで寝るように心がけました。(寝る時も腰を曲げてると起きたときも腰が曲がるようになるらしい)

 手術後に傷の保護?のためか腹帯を巻いてもらってました。予定帝王切開の場合は自分で用意したりするようですが、緊急帝王切開だったので準備しておらず入院中は病院がくれた1つだけでやりくりしました。退院後はこちらを購入してしばらくつけてましたが、二週間くらいで面倒になってやめちゃいました。効果のほどはあったのだろうか・・・


無事1か月検診を終えて、初めてあらわになった傷跡を見ました。当たり前ですがちゃんとくっついてました。今は有名なアトファインのLサイズを貼っています。今後この傷跡の経過も追っていけたらいいな。

 手術後、とにかく傷が痛くて体を動かすことが苦痛で、気が早いですが「第二子なんて産めないかもしれない・・・」なんて思ってましたが、つわり・陣痛同様に1か月経った今ではそんな思いも忘れかけるくらいほぼ痛みもなくなりました。それでもいまも腹筋を使うのもそっと気を遣っているし何かの拍子にぴりっとした傷の痛みを感じることもあるしちょっとテーブルに当たったりして「いてっ」となることもありますが、15センチくらい腹と内臓をざっくり切ったことから考えれば許容範囲の痛みです。

 ちなみに1か月検診でお医者さんに「子宮はどれくらいで大きさが戻るんですか?」って聞いたら、もうほぼ戻っているとのこと。ん?下っ腹がまだ出ているのはどうして・・・?運動はもう問題ないとは言われてますが、一旦はストレッチくらいから始めています。妊娠で筋肉が衰えたこともあり、妊娠前の状態に戻るにはもう少しかかるかなあ。

おわりに

本当は育児関連のことも書こうと思ってましたが意外と長くなったのでこの記事は出産期として別に記すことにします。今後出産を控えた方の参考になれば!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?