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哲学を学ぶ④~世界とは?~

哲学を勉強するにあたり、とりあえず様々な意見に触れるために哲学の解剖図巻読んでるおのです。

今回は、ライプニッツの「世界」への考え方について考察します。

ライプニッツって誰? 

ゴットフリート・ヴェルヘルム・ライプニッツ

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1646年~1778年のドイツの哲学者兼数学者である。デカルトやスピノザとともに大陸合理主義の代表者である。主著は「モナドロジー」「形而上学叙説」「人間知性論」などがある。

世界への考え方

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世界は、全知全能である神が創り出した。

なんでも創造することのできた神が選んだのが今私たちが生きているこの世界なのである。だから、地球は最善の世界のはずだと言う。ライプニッツは物事の存在の仕方を可能性・現実性・必然性の3つに区分した。世界はほかにも存在していいはずなのに世界は1つでしかない事実があり、無限にあったはずの可能性の世界の中から実現された唯一の最善とした。

では、なぜ災害が?

この主張に対しては、様々な批判があった。啓蒙思想家のヴォルテールによる「大地震によせる詩」である。偶然でランダムな自然災害で無辜の人民が命を奪われるのは神の望みであるのか?というものである。

不協和音としての人災天災

これに対して、ライプニッツは神と人間との間の不協和音(二者の間で調和しない状況)であるとした。人間の視点で考えたら、不幸でしかないことも、神の長期的な観点からしたら意味があるのではないかと論じている。

コロナの意味?

ライプニッツが言うには、きっと今回のコロナにも何かしらの意味がある言うことだろう。

世界的パンデミックであり、多くの人の悲しみや不幸を生んでいるこのウイルスは最悪の物ですが、この危機を機会に変えるには意味を考えるべきだと思ったため考えてみる。

家族に会えること、友達と会えること、仕事することなど普通の生活ができることに感謝していたか、その時間を大切に全力で生きていたかと言われたら答えはノーである。当たり前・普通過ぎて感謝を忘れがちだが、過ごす世界が一瞬で変化してしまう現実を見て普通がは原点にして頂点だと学んだ。

コロナによって自宅にいる時間が増え、時間があるからこそできることが増えた。時間がないからやってなかったことでもやってみたら楽しかったり、新たな発見が多い。

最後に自分の行動の影響を考えるようになりました。今までは、自分の好きなように行動していたが、自分が動いたことで、お年寄り医療関係者など知り合いじゃないけれどどっかの誰かに影響していると考えたら自分がどのような行動をとればいいかわかる。これは、いつでも同じたと思った。たれかのために行動できるような人になるには、自分の行動が及ぼす影響を考えることが大事だと学べた。

自分事になってしまいました、、、、。神の視点で考えることはまだできませんでした(笑)

”コロナウザイ”が口癖になりつつありますが、ウザイで終わらせずに、今回のパンデミックの意味を考えてむしろ利用してやろうという気持ちでこの時期を乗り越えたいです。




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