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鉄印収集遠足記録〜由利高原鉄道編〜
乗り換え3回。うっかり鈍行列車だけで北上してしまった。およそ295キロ、ざっくり6時間で到着。
私の帰りを待つ小さな命がいなくなってしまった今、正直何時に帰ろうが気まぐれにどこかで泊まろうが全て自由。だからのんびりまったり日本海と庄内平野を眺めながら乗り継ぎを繰り返す旅程を選んだ。
目的地への接続待ちは70分。初めて降り立つ町なら、ふらふら散策しつつ昼ご飯を探すのが吉。長距離鉄道旅でガッチガチに固まった体をほぐすのにちょうどいい。行ける時に花摘みを済ませ食べられる時にしっかり栄養補給をするべしと、何度も旅を重ねた中で学んだためだ。
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旅先で時間があれば地元スーパーに入って、その土地ならではの食材や調味料やお惣菜を調達するのが好きなのだが、昨日は見つけられず。残念。
その後、コンビニの店内にあったアイスコーラの自販機が珍しくて、滅多に飲まない炭酸飲料を買う。開封直後は程よいフローズンで喉越し抜群だったけど駅までの帰り道であっさり液状化してしまった。この町を吹き抜ける5月ならではの心地よい風は予想以上に強い。
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2022年5月4日。鉄印巡り5社目、由利高原鉄道完乗。
元気で素敵なマドンナ・まつ子さんよりありがたく頂戴する。お土産に買った味噌ラーメンといぶりがっこ、実食が楽しみだ。
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ちなみに往路は運よく、おもちゃ列車に運んでもらえた。たまたま乗り合わせた小さな小さなお客さん達が終始大はしゃぎだった。
私は生粋の越後人である。1番親しんでいる路線は信越線。
夕方まで遊びほうけていた公園の横をトワイライトエクスプレスが駆け抜けるような、とんでもない少年時代を過ごした。
両親の意向で出かけた鉄道日帰り旅にて廃止直前の横川→軽井沢間を鉄路で運んでもらえたことが、いかに貴重な経験だったのか今になって分かったくらいの歴の浅い鉄道ファンだ。10年前は考えるだけで終わっていた机上の旅行予定を、ここ数年で実行に移したタイプの週末トラベラー。ちなみに乗り鉄、呑み鉄、駅弁鉄を併発している。
鉄印収集は去年の秋、ふらっと立ち寄った直江津駅で鉄印帳の存在を知って『まあコンプは無理でも東日本なら周れるかなあ』で、なんとなく始めた。2021年度は比較的近場な①えちごトキめき鉄道②北越急行③わたらせ渓谷鉄道④しなの鉄道を巡って終了。さて今年はどこまで行けるだろうか。
そう言えばあの時は横川駅のホームで峠の釜飯、立ち売りしてたっけ。おかげで今でも時々、つい買ってしまう。
新潟県内なら直江津駅の鱈飯(あの味わい深さは大人になったからこそ沁みると思う。ハイマートさんは【あとひくいなり】も捨てがたい)、長岡駅の牛めし(小学生の頃、初めて1人で関東の親戚の家に泊まりに行った時に父さんが買って送り出してくれた思い入れある逸品)、新津駅のえんがわ押し寿司&鮭の焼漬け弁当(ばんえつ物語号に乗り込む前はえんがわ、新潟から北上する時は焼漬けを選びがち)、新潟駅のえび千両ちらし(つい昨日食べました)が私好み。
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漫画・駅弁ひとり旅は心のバイブル。大ちゃん、日本全国もう一周してくれないかな。
でも結局、不動のナンバーワン駅弁は初めて上越新幹線に乗って、ディズニーランドと上野動物園に行った帰りに上野駅で買ってもらった懐かしの味……と言う思い出補正が強過ぎるチキン弁当です。