最近読んだアレやコレ(2021.11.27)
最近ちょっと文化的で健康的な作品の摂取量が増えてきており、「読みたいな……『魔』を」という気持ちが高まってまいりました。そこで、家の本棚で熟成させておいた浦賀和宏の〈松浦純菜・八木剛士〉シリーズの栓を開けたのですが……よい……実に……よい。自意識と性欲が扁桃腺で固まって臭い玉になったみたいな小説で、最高。私は逆噴射先生の『パルプ小説の書き方』の愛読者でもあるのですが、読者としては、先生の講座から外れる類の作品も結構好きなんですよね。ルサンチマンが暴走してバランスを欠き潰れて