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03.東洋医学×お腹の部


病気の状態を知るために病院で色々な検査ができるなんて近代になってからだよね。昔の人はどうしてたのかな。
古代中国から受け継ぐ東洋医学ではお腹を触ってカラダの状態をチェックするよ。

おへそから恥骨の間あたりを触ってみて。
ふにゃふにゃの人はいませんか。え、お腹って柔らかくていいんじゃないの。
いえいえ、例えると良い浮き輪は、ほら。押せば柔らかく、弾力もあり、気が満ち足りてるよね。一方、空気が抜けてる浮き輪はどう?ふにゃふにゃだね。

気が抜けて弱っているような状態のことを虚というよ。
おへその下、いわゆる下腹部が虚の状態は小腹不仁(しょうふくふじん)と言うの。『腎』の働きをチェックできるんだ。東洋医学では腎は生命力と水分代謝、さらには深い呼吸に関係すると言われているよ。

ここでいう生命力というのは成長する力、子孫を残す力、元気に過ごす力のこと。みんな平等に歳はとるわけだから、誰だって少しずつ腎の力は落ちていく。
でも同年代に比べて抜け毛や白髪多くない?とか、トイレ近くない?むくみや冷えがキツくない?とかあればおへそより下を触ってみて。
もし空気の抜けた浮き輪みたいだったり、冷えていたら要注意。
そのときはよく温めてあげて。絶対気持ちいいから。

それと太渓というツボにお灸がおすすめだよ。お灸はコツコツ続けていくことが大切なの。凹んでいるものをもとに戻すのは根気が必要だよ。お灸している時間ない、って人はせめて足首は冷やさないようにしてね。足首サポーターとかでいいからね。太渓はもちろん、足首には大事なツボがたくさん並んでいるから。

ごろり堂

https://gororido.com

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