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黛冬優子に学ぶアニソンDJとしてのスタンス

はじめましてこんにちは。
都内でアニソンを中心にDJを行なっているRe:e(リー)です。

僕の事は詳しく知らない方がほとんどだと思いますが、なぜか初めてお会いする方からたまに『あぁ…ツイッターの…あのヤバい人ですか…』とか『Re:eさんってあの?会話ができる人間だったんですね…』と僕の知らない僕の話をされる事が多々あるので、ちゃんと知能を宿したホモサピエンスである事を知っていただけるようにnoteをはじめました。

普段僕は自分のDJに関しての諸々の心情をあまりアウトプットしないようにしているのですが、今回は僕が日頃DJとして活動する上でのスタンスについて、改めて決意を確固とする出来事があったのでマジメに書きたいと思います。

それは昨年末、僕がアイドルマスターシャイニーカラーズで黛冬優子さんの『オ♡フ♡レ♡コ』をプロデュースしていた時のこと。

休日に予定を片付けて特にその後予定もなく山手線でゆっくりシャニマスをプレイしながら帰宅していた僕は、DJとしてハッと初心に帰る事になります。

黛冬優子とは
まず、ご存知でない方に簡単にご紹介すると、黛冬優子さんはアイドルマスターシャイニーカラーズ内でプロデュース可能な283プロダクションの3人組ユニット『ストレイライト』に所属する19才のアイドルです。

一見、誰もが思い描くような弾ける笑顔とチャーミングさが印象的な"THE 清楚系アイドル"を思わせる彼女ですが、本当の姿は誰よりも気が強くわがままで、プレイヤーであるプロデューサーに対しては言葉にもトゲのある裏表のはっきりした女の子として登場します。

また、自身に対して強いコンプレックスを抱いており、誰も本当の自分を受け入れてはくれない、本当の自分には魅力がないと思っているが故に誰からも愛されるような自分を演じている、そんな自己評価の低い人物でもあります。

黛冬優子の魅力
実は黛冬優子さんは僕のシャニマスでのメイン担当アイドルではないのですが、黛冬優子さんは本当にプロデュースしがいのある魅力の詰まったアイドルです。

僕が思う彼女の1番の魅力はズバリ


尻です。


顔面がいいことはさることながら見てください、この下半身の美しいボディラインを。

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まさに人間国宝。全世界がスタンディングオベーションです。



いや、違う。



違わないけど今回はちゃんとしたやつでした。

容姿はもちろんですが、僕が思う黛冬優子さんの1番の魅力は"自分自身に対してスジの通った人間"であることです。

彼女はアイドルはごく一部の限られた魅力のある女の子だけがなれる特別な存在であると認識しており、自分が思い描くアイドル像と自分自身に大きなギャップを抱いています。

そのためプロデュース当初はそのギャップに苦悩する場面が多々ありますが、彼女はそのギャップを埋め自分が思い描くアイドル像により近づくための努力を欠かさず、自分を評価し応援してくれるファンをとても大切にしています。

猫かぶりとよく表現されがちな彼女ですが、裏を返せば自分が思い描くアイドル像を"アイドル黛冬優子"として全力で表現し、負の部分を一切ファンには見せないたいへんプロ意識の高いアイドルと言えるでしょう。

そんな彼女だからこそ、"アイドル黛冬優子"を陰でバックアップすることが務めである我々プロデューサーに対しては、"本当の黛冬優子"として厳しく対等にぶつかってきてくれますし、素直に心を開いてくれます。

悩み苦しむ場面はあれど、プロデュース中も一貫して自分が思い描く"アイドル黛冬優子"としてのスジを通しながら、自分自身と向き合い続ける事ができるのが黛冬優子さんの1番の魅力だと僕は思っています。


さて、前置きが長くなりましたが、ここからはアイドルマスターシャイニーカラーズのSSRカード『オ♡フ♡レ♡コ』のネタバレを大きく含みます。これからプロデュースを楽しみにされている方にはオススメできませんのでご了承ください。

アイドルマスターシャイニーカラーズのW.I.N.G編でプロデュースアイドルをAランク以上でクリアすると、W.I.N.G優勝後のアイドルの姿が描かれたTrue Endコミュが解放されます。

今回の本題は黛冬優子SSRカード『オ♡フ♡レ♡コ』のTrue Endコミュについてです。

シナリオとしても本当に素晴らしいコミュなのですが、それ以上にこのコミュを見て僕がアニソンDJとして大切にしているスタンスを改めて再認識させられました。

コミュタイトルは

『今、ここにある光の色は』


これだけでもなんかエモみに溢れてますよね。

舞台は秋葉原。

待ち合わせで冬優子を探すPとデジタルサイネージに『悲願の世界ツアー決定』と映るバンドの告知映像を眺める冬優子の描写から始まります。

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冬優子を見つけたPと冬優子はそのバンドの悲願が叶うまで応援していたファンがいることについて語り、会話はすぐに話題の映画の話へ。

お互いが気になっていた映画について雑談のように進行しますが、どこか虚ろな冬優子が口を開きます。

……アニメに漫画、ゲームに映画にドラマに、音楽……
……今ってさ、追っかけきれないぐらい面白いものがあって……
しかも、スマホがあれば簡単に見れちゃうじゃない?

音楽や映画をはじめ、無数に溢れる娯楽を誰もが簡単に楽しめる現代。

それに引き換え、アイドルの応援は時間もお金もかかることで、自分がその立場になって本当にそれだけの事をしてもらう価値が自分にあるのだろうか。そう考えていたと冬優子は語ります。

冬優子が落ち込んでると察して、上手く気遣える言葉が出ずに口籠ってしまうP。

そんなPに対して、冬優子はマスクを取り毅然とした表情でPを笑い飛ばします。

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安心しなさい、ヘコんでなんかないわ
むしろその逆……気合い、入れなきゃって思ったの

本当の自分に自信を持てない冬優子です。たくさん悩んだ事でしょう。
そのシンプルな一言の答えには、熱く揺るぎない決意が見えます。

たったひとりでもふゆを応援してくれる人がいる限り
ふゆを応援してよかったって、そう思ってもらいたい
そう思ってもらえるアイドルで、在りたい

堂々とした声でアイドルとしての決意を宣言する冬優子。
その想いはファンに伝わっていると冬優子に返すPに対して最後に彼女が放った言葉は……

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泣きました。



これ以上にこの子をプロデュースしてよかったと思える言葉はないです。

プロデュース中につまずき、思い悩みながらも自分が思い描くアイドルになるためにひたむきに自分自身と向き合う彼女の姿を見ているからこそ、プロデューサーにとっては最高のご褒美と言える瞬間だと思います。


さて、なぜ僕がこのコミュでアニソンDJとして持つべきスタンスを再認識させられたかと言うと、まさにこの黛冬優子さんの決意そのものにあります。

僕がアニソンを中心にDJとして活動する中で、アニソンDJはとりわけ高い技術をシビアに求められることが少ない世界だと感じていて、誰もが始めやすく舞台に立てる場所が多いことがアニソンDJの素晴らしさだと思っています。

ただその反面、技術を磨いて称賛し合うよりもお互いの粗を見つけて誰もが見れるオープンの場所でマウントを取り合ったり、それを外側から嘲笑して盛り立てているのもまた同業者といった場面を一部でよく目にします。

自分が1人のオーディエンスとして通っているイベントの周りでそういった事があると余計にがっかりしますし、そういった面が悪目立ちしているとの声をお客さんから聞くことも少なくありません。

今の世の中は数えきれない娯楽に溢れていて、誰もが自由に選択して、ほとんどの物を家から出なくても簡単に手に取ることが出来ますが、そんな中で自分の所属するイベントに時間とお金をかけて足を運んでくれる人がいる。時には自分を評価してくれる人がいたり、自分をプレイを楽しみに来たと言ってくれる人がいる。

これは普通のことではなくて本当に大切にすべきことだと思っていて、そんな人たちが一人でもいてくれる以上、遊びに来てよかったと思えるような期待以上の楽しさとクラブ体験を提供し続けること、そしてそれを1番に考えて普段から行動するスタンスが最も重要だと僕は考えています。

所詮趣味だからと言い切ることは簡単ですが、これは趣味か本気かに限らず、アニソンDJのみにも限らず、人前に立つパフォーマーや何かを生み出すことを生業にしているクリエイター全てに言える事だと思います。

そして今回、黛冬優子さんの『オ♡フ♡レ♡コ』をプロデュースして、黛冬優子さんの決意の姿を見て改めて僕も同じスタンスを忘れず大切に持ち続けていこうと強く決意しました。

是非、同じような活動をしている全ての人には特に黛冬優子さんの『オ♡フ♡レ♡コ』をプロデュースしてほしいです!!

まだシャニマスをやったことがない方やSSR『オ♡フ♡レ♡コ』を未所持の方も大丈夫!!

シャニマスでは昨年12月に新機能『True End研修』が実装されましたので、黛冬優子さんを選択すれば誰でもプロデュース可能です!!

是非残りのお正月休みにプロデュースしてみてください〜〜!!

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