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『学術書を読む』を要約してみた!

どーも。
人生にもっと余白を!

ねこじたのヒロです。

今日公開する「読書の要約」はこちら。

わかります。

たぶん、多くの人が一気に興味を削がれたと思います(笑)

「学術書なんてオレにはかんけーねぇわ」って、今にも聴こえてきそうですもん。

逆に、そう思った人こそどうぞ最後まで一読してみてください。
そのための、要約でもありますから。

それでは、さっそくどうぞ。

◆学術書を読む意味(専門外の)

・ますます複雑になる社会の中で、「専門」の壁を超えるには「専門外」の知識が重要だから。(いわゆる、パイ型人材ってやつですね)

・「専門外」を学ぶことはシンプルに楽しいから。

◆「わかりにくい」と「わかりやすい」

・「わかりにくい」本とは、理解するのに「根気」と「時間」と「好奇心」が必要な本のこと。

・「わかりやすい」本とは、基礎知識のない人でもすらすら読める本のこと。

◆「わかりやすい」はいいことばかりではない

・読書において「わかりやすい」ことを要求するのは、体に負担をかけないでアスリートが体を鍛えようとするのと同じ。
つまり、「そんなん無理じゃね?」ってこと。

・少しずつ段階を上げていって、はじめて「わかりにくい」本も読めるようになる。

・「わかりやすい」を追求しすぎると、枝葉をはしょりすぎた結果、誤解を招きやすくもなるデメリットも。
本来、わかりにくいことは時間と労力をかけて丁寧に説明するほかない。※Twitterが炎上しやすい理由のひとつがこれでしょ。

・「わかりやすくした方がいいもの」には、
①機械類の操作手順
②危険物の取り扱い説明書
③薬の飲み方
などの、「誤って使用すれば命にかかわるもの」

◆専門外の本の選び方

・学問の細分化が進んで、出版される本も激増した世界で、「何読めばいいのかわからない」のは当たり前。

・選ぶ際のポイントは4つに分けて考えること。
 ①自分の専門から遠い分野の本
 ②自分の専門にわりかし近い分野の本
 ③古典と呼ばれる本
 ④現代の課題についての本

◆①自分の専門から遠い分野について

・きちんと理解したとは言えなくとも、アウトライン(大枠)を掴むことが大事。

・学問分野ごとの歴史的な動きを知って、どんな問題をどうやって解決したかを知ることで思考の幅を広げることになる。

◆②自分の専門に近い分野について

・「大きな問い」を示している本を選ぶこと。
(※正直、この意味はよくわからなかった。抽象度が高いってことかな?)

・専門が近いほど、「自分の考え方や見解」と「著者の主張」に開きがあるものも多くなりやすい。その際は、自分が賛同できないものも一旦受け入れて読んでみることが重要。そうすることで見識が広がっていく。

◆③古典と呼ばれる本

・古典の価値はどんどん高まっている。目まぐるしく移りゆく世界の中で、それでもなお語り継がれてきた古典は、普遍的ななにかを内包している可能性が高いから。

・普遍的なものを含む古典を読むことで、自身の足場をかためることができる。
※「信念の槍」を持てるってことと解釈した。

◆④現代の課題に関わる本

・環境保全、食糧問題、安全保障、医療、エネルギー問題、教育などは、誰しも避けられない現代の課題だから読むべき。

・選書において見るべきは、巻末の参考文献リストなど。

※選書においては、尊敬する人(メンター)のおすすめ本を読むのも一考の余地あり。

◆「多読」、「速読」を強いる現代の罠

・1980年代後半から目立って現れる「速読」「多読」というワード。

・「速読」は重要部分を切り取ることを是とするが、ここに問題がある。「確証バイアス」が働き、自己の都合のいい部分のみを切り取りかねない。つまり、広くバランスの取れた真の知性が整っていてはじめて「速読」は可能になる。

・「多読」ばかりで一冊をじっくりと読むことを避けていれば、自身の心の支えはできない。いろいろな意見に出くわして自身で考える時間を失えば、これといった指針となるものは手に入れようがない。迷うばかり。

※1980年代に一斉に広まった「朝の読書時間」運動は、現代の大学生の過半数が1ヶ月に1分すら読書をしないことから考えると(ここからはボクの考え)読書の意義を知ってもらうどころか「読書のトラウマ」を作ってしまっている。やっぱり無理に〇〇させるって良くないよ。

というわけで、以上が『学術書を読む』についての要約になります。
簡単ではありますが、少しでもお役に立てれば幸いです。

【お礼】
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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ワンタッチの関係で結構です。ボクを幸せにしてください!

そして、今回の記事が少しでもお役に立てたなら、それもまた幸いに思います。

それでは、本日もよい一日をお過ごし下さい。
ねこじたのヒロでした。

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