受験生がこの夏に意識すべきこと!

こんにちは!
中学三年生にとって受験前最後の夏がやってきました。
夏休みに入って、毎日部活や勉強に励んでいること思いますが、、、

本日は、中学校三年生がこの夏休みを有意義に過ごすためにやるべきことを説明していこうと思います!!


●3つの種類で考える

これは塾の先生たちも課題を考えるうえで意識していることです。
夏期講習が始まった7月末の時期は、多くの生徒が部活動があったり、いきなり始まる夏休みにイマイチやる気が出なかったりするものです。

毎日の学習内容を先生である程度管理することは大切です。
しかし、ただ単に膨大な量を与えればいいというものでもありません。

生徒に多いのが、学習計画だけ立てて実現できないケースです。そのほかにも、毎日やると決めたことが多すぎて、突発的に必要になった勉強(二次関数が苦手で予定よりも時間がかかったなど)に時間を割くことができないといったこともよく見かけます。

このような事態を回避するためには、計画にゆとりを持たせることが必要です。
これは自分で学習計画を立てる際にも意識すべき点だといえます。

では、計画にゆとりを持たせるためには何をすればいいのでしょう。

それは、、、
学習計画を3つの種類に分けて立てることです!
以下、その3種類の特徴と具体例を挙げていきます!!


・毎日実施すること(短期的課題)

まず1つ目は、毎日やるべきこと。
県立高校入試では、それまでの努力の積み重ねがものをいう出題が多く存在します。
国語 → 漢字・語句
数学 → 一行問題
英語 → 単語のスペル
これらが該当してくると思います。

毎日やるべきこととして設定すべき学習には、2つの特徴があります!!

・1回の実施が10~20分程度で終わる
・問題のネタ切れがしない(過去問に依存しない)

の2つです!

その際に注意すべきこととして、毎日の実施が1日の勉強時間の20パーセント程度におさまるようにすることです。

1日の勉強時間が5時間の人であれば1時間くらい
1日の勉強時間が8時間の人であれば1時間半くらい
といったように、1日の中での分量をあまり大きくしすぎないようにすると良いでしょう。


・3~4日程度で実施すること(中期的課題)

2つ目が3、4日程度で実施すること。
私が普段生徒に伝える際には、この枠に過去問の実施を入れています。
即日実施する必要はないが、やった方がいいものなどもこの枠に入れるものになってくるでしょう。

当てはまる特徴としては、
・毎日実施するものと比べて1回の実施に時間がかかる。
・具体的には何をするか決めていないもの
→ 苦手単元の補強や新出単元の問題演習など

が挙げられます。

例えば、
・英語の不定詞が苦手だからワークブックの何ページまで解きなおす
・理科の中和が苦手だから一から学習しなおす
・英語の長文が苦手だから、昔の過去問を使って練習する
・先週1週間で実施した問題のうち、間違えた問だけ再実施する

などなど、さまざま考えられます。

また、夏休み期間の学習に限定すれば、この中期的課題が中心に日々の学習を進めることになります。

・2週間または1か月かけて実施すること(長期的課題)

そして3つ目が2週間または1か月かけて実施することです。
これはざっくり、与えられた期間の半分のきかんで実施することと捉えていただければ問題ありません。

これは主に問題集の実施が当てはまります。
1日に何ページ実施する、ではなく、1か月かけてこの問題集を一周するとした方が、時間的なゆとりが生まれます。

最初にも書いた通り、毎日これを実施するという風に決めるよりも、ある程度長期間で目標設定することで、しっかりと学習に優先度付けをすることができます。




●過去問の扱い方

これは塾の先生によっても様々変わってくるところだと思います。
まず最初に、わたくし個人の意見を申し上げます。

夏休み期間に過去問を実施する必要は一切ない。

これが私の意見です。
理由は大きく分けて2つあります。



1つ目は、夏休みの段階では未実施単元が存在するため。
中学校のカリキュラムでは、多くの場合秋から冬頃まで新出単元が存在します。学習塾においても、夏期講習で新出単元を実施する場合がほとんどです。
そのため、まだ知らない内容がある時点での過去問実施は解くだけ時間の無駄といえるでしょう。


2つ目は、対策として有効な過去問には限りがあるから。
これは高校受験に限ったことではなく、ほぼすべての試験に当てはまります。


みなさんは、過去問を実施する一番の目的は何だと思いますか??



それは、出題形式に慣れることです。

出題形式に慣れることによって、試験時間の中でどういった順番で問題を解くか身につくケースも多いでしょう。
実際にわたし自身も、過去問を解き始めたタイミングから入試直前まで得点が上がり続ける生徒も多く見てきました。

そのため、過去問を早期に始めることで出題傾向をつかみ、早めの対策をすることができるという方々も存在します。


それはそれで一理あると思いますが、塾に通っている場合や年上の兄弟がいる場合を除いて、入手できる過去問には限りがあります。

実は、あまりにも早くから過去問を実施してしまうと、直前期にやることがなくなってしまうんです…
そのため、多くの人が本命とする県立入試の過去問および私立の過去問は温存しておくのが良いでしょう。

しかし、実際は過去問を実施してみたい、本番型の問題を解いてみたいと考える生徒さんは多くいるでしょう。

そんな場合におすすめなのが、精選と電話帳です。

精選 → 精選全国高校入試問題集 
電話帳 → 全国高校入試問題正解
の通称です。

これらは多くの学習塾でも活用しており、私もほぼ毎年取り入れています。

使い方としては、
精選 → 単元別演習
電話帳 → 時間配分の練習、本番レベルの演習

ただし、電話帳については実施する際注意が必要です。
それは、先ほど過去問の部分にも書いた未実施単元の存在です。

電話帳を実施する場合にも当然未実施の単元は存在しますから、これには十分注意が必要です。

個人的には、夏休み期間を利用して理社の電話帳を実施するのがおすすめです。



●まとめ

今回は、受験生が夏に意識すべきことを簡単に書いていきました。

まとめると、
・課題を実施期間によって分類し、計画に余裕を持たせる
・過去問は温存、精選や電話帳を活用する
の2つです。

まだ夏休みは始まったばかり!
夏休みを制する者が、受験を制するといっても過言ではありません!!

みなさんが夏休みを有意義に過ごすことができるよう、心から願っています!!




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