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ドス対エース回の伏線(お題箱から)

※この記事は文豪ストレイドッグスの考察です。
※お題箱に頂いたお題への返信です。

頂いたお題はこちら:
漫画でもアニメでも1話しかないエース・カルマとドスの回の存在意義ってなんなんでしょう?2人とも登場した回に亡くなってしまい今後本編で掘り返されることもなさそうですが…ドスの異能の伏線ってことなのでしょうかね…


お題を頂きありがとうございます!

ドス対エース回というと私の一番のお気に入り回ですね!
その存在意義ですか!う~ん…存在意義ねえ…
たぶんめちゃくちゃ重要な回ではあると思うんですけどね。
・ドスの異能と計画の披露
・メタファー(前に書いた記事
・ドス対森のための伏線
たくさんの情報と機能を混ぜ合わせたものが、それとなくやんわりと詰め込まれているのがこの回なんじゃないですかね。

探偵社とマフィアを潰すのがドスの目的なので、いまはそれぞれの主要人物をひとりずつ潰している段階だと思います。
五衰編は福地が表で色々引っ掻き回しているようでいて、実はドスくんの目的達成のための手札にもなってる、というのは以前にも書いたんですが(リンク)、いまのところこうですよね。(以前書いた内容と変わらないので一応本誌ネタバレなしという位置づけです)
・福地で福沢さんと乱歩さんを潰す(+α 探偵社員)
・犯罪歴を復活させて太宰を潰す
・中也を吸血種化して無力化する
残されている重要人物は森さんかなと。
森さんを潰す手段がこの後用意されていて、そこでドスの入手した異能リストの伏線が回収されるのでは。
そしてマフィアと武装探偵社に死の救いをもたらすという計画は今まさに行われているところなのでは。
福地は単なるカモフラージュ。だからこそ絶対悪でも魅力的な悪でもなく、割と中間地点的な人物として描かれているのかもしれないですよね。

ちなみにドスのターゲットになっている人たちはそれぞれ弱点が突かれているように思います。
福沢ならもみ消した過去という弱点、太宰なら犯罪歴という弱点、だとすると森の弱点は異能なのかもしれないですね。中也は...吸血種化が弱点を突くまでの過程の一部に過ぎないのだとしても、中也の弱点って何なんでしょう。森さんか姐さんかな?もしくはマフィアそのものか。

共喰いも五衰編の前準備段階だったことを考えると、五衰編の真の始まりは「咎与うるは神の業」だという捉え方もできると思います。
なので五衰編の最後に「咎与うるは神の業」の存在意義が判明し伏線が回収されるんじゃないでしょうか。

一連の流れがドスの異能の披露で始まっていて、直近ではシグマがドスの異能を読み取ろうとする動きもあることを考えると、もしかしたら五衰編の最終段階にドスの異能の正体が開示されるという、超重量級のサプライズプレゼントが…?!という期待も膨らみます。
五衰編の最後、というのは語弊があって、咎与うるは神の業~共喰い~五衰~場合によってはその後の何か、という具合に続いている対ドス戦の最後、という方がいいのかもしれませんが。

全てが終わったときに「ほえ~」となって、ドス対エース回から点だったものが一気に線となって繋がり、もう一度漫画を読み返すと戦慄を覚えるような仕掛けが仕組まれているんじゃないでしょうか。
楽しみですね。

これは余談ですが、ドスとかギルドとかが攻めで先手、探偵社が守りで後手になってますよね。
話が今後どう動いていくかを読むときって、攻め側の視点で読む方が先が見えやすかったりするよなぁと思ってます。攻め側ははっきりとした指針と計画に基づいて駒を配置し戦略を描いていることが多いし、完璧と調和のドスくんはまさにその王道をいっている気がします。一方守りは攻めの手ありきの後手の対応になるから、割とドタバタしてる。
だからドスの計画は太宰の計画よりも遥かに読みやすいなぁと感じています。
まあ、当然私ごときには読み切ることなんてできないし、思いっきり読み違えてることの方が多いですけれども。
いつも玉砕覚悟で考察出してます。

以上、お題を頂きありがとうございました!!


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