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少牌、甘いかショッパいか(麻雀)

Mリーグですよ。
Mリーグの『M』は、麻雀の頭文字。

ほぼほぼ自主運営で続いてきた『麻雀プロ』の世界に
スポンサーがついてのリーグ戦の名前です。

マイナーからメジャーへの転機のチャンスです。

個人競技でもある麻雀ですが、ここでは数人でのチームが作られ、
各自の合計点を競っています。

その中で、少牌が起きました。
既定の枚数の牌を自分の手に使って進むゲームの中で、
一枚の牌を取り忘れたせいで、プレイヤーはその1局で
アガリを求めることができなくなる、
というペナルティがつきます。

初心者にありがちな人的なミスなのですが、
それでも稀な現象です。
これがスポンサーが選んだ選手たちの中で散見されています。

麻雀という四人で行うゲームの中で、
その1局にプラスする者が一人いなくなるので、
他の三人にとってはイレギュラーですが、
『その1局で、自分が損をする可能性が減る』、と
認識されていても、おかしくありません。

このリーグでは、運営者の尽力によって多数のスポンサーが集まり、
勝者には、けして少額とは言えない賞金が出されることになっています。

誰しもが、自分は損をしたくなく、勝利をつかみ取りたい場所であることは
間違いありません。
その観点からいえば、
『誰かが少牌をしそうになった時に、それを見過ごす』、
といった選択がなされても、それだけを責めるわけにはいかない、
という意見もあるかもしれませんね。

ただ、麻雀というゲームは、その一戦を正常に進行する、
という考え方がなければ立ち行かないゲームです。

人的ミスによるイレギュラーな状況は、
競技者全員が『望ましくない』と考えて、
それを未然に防ぐ努力が必要なのではないでしょうか。

プレイヤーのミス自体は、とても残念なことなのですが、
この動作を止めきることができなかった、他の三人にも
近しい責任があると思います。

麻雀というゲームは、世の中に無くてもかまわないものです。

本来、ただの遊びのひとつです。

ただ、これまでに沢山の人に楽しみを与えてきてくれて、
それがまた、沢山の人の目に触れる機会ができました。

もちろん、ひとつひとつの勝ち負けは大事なことですが、
数ある文化のひとつとしての『麻雀』の成熟のためにも、

麻雀として、本来あるべきな闘いを
見せてもらえることを願います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました! サポートしていただけたら更にとってもありがたいです<(_ _)>