幻の裏ワザ!?『ローズ』を追え!(麻雀)
2023年某月某日。twitter(当時)におともだちのHdkさんから
通知が届いた
いわく、
「今日はローズの日だそうで、ローズといえば
麻雀用語だけど由来がわからんけん、専門家に聞いてみるばい」
(大意)
知らん。
なんでローズというのか知らんし、
正直いって興味もなかった。
なんでだろ?
わざわざ聞かれてしまうと気になってしまうでないの。
ちょびっと調べてみようか?
専門家だしな。
ヒマだからな!
一番新しい記憶では
週刊少年マガジンに載っていた『哲也』という漫画で
頻繁に使われていた様子の、この『ローズ』、
新しいといっても1990年代の話。
情報が隠されていることが多い麻雀というゲームで、
仲間内で情報を共有して勝負を優位に進めようという
『通し』の別名なんですな。
インチキ、イカサマ、ずるっこですね。
良い子はマネしちゃいけません。
余談だが、この『哲也』
阿佐田哲也先生をモデルにした漫画と謳いながらも
麻雀の描写はざっくりとしたもので
くだんの『ローズ』も少年誌特有の<必殺技>のような扱い。
当時の漫画誌・近代麻雀編集部では失笑の的となっていたようだが(伝聞)
竹書房のどの本よりも売れていたのではなかろうか、
なんて妄想も、あったりなかったり。
Hdさんによると、YAHOO知恵袋には
「阿佐田哲也さんによる『麻雀放浪記』に
ペギーローズって人が出てくるけど、そのへんかなあ?」
との、お知恵が出ているそうなのだが
まったくピンとこない。
誰だよ? ペギーローズ。
紳士?雀士のタシナミとして『麻雀放浪記』は読んでいるものの
そこからして記憶にないしなあ。
この暑いのにわざわざ読み返すほどの気力もないので
(不真面目)誰かに教えていただきましょう。
阿佐田著作と言えば、めちゃめちゃ読んでいますと
自称の麻雀プロ、ブクロの龍さん(仮名)がいたな、と。
さっそくDMしてみると、
『麻雀放浪記』での記憶は無いが、漫画『煌煌たる雀星』
田村光昭篇に記述があった、とのお話。
さっそく本棚からサラってみると(こういう本は持っているとの自慢)
エピソードの後半、最高位戦を模した対局で
対局中での不自然な挙動に対して、主人公・田村が
「この中に『ローズ』がいる」とのモノローグを発見。
さすが、龍。
この『煌煌たる雀星』は『哲也』連載開始の7~8年前に
雑誌掲載されているようなので、こちらのほうが先。
通しの行為だけでなく、通し役も『ローズ』って使えるみたいです?
この漫画は、たしか先輩プロのBbさんが麻雀シーンなどを担当していた
ような?おぼろげな記憶があるので、さっそくDMしてみた
(便利な世の中だ)
らば、
語源は、わからんと。さらに先輩麻雀プロのTmzさんにお尋ねしたら?
とのアドバイスを頂きました。
つてを介してお伺いをたててみると、
わかりません。私は俗語には興味が無いので(キリッ)、
というお答えだったそうで、こりゃわからんなあ。
この手の<遊びに関わる>話は、誰も書き留めておいたりは
しないものなので、ほぼ口伝に頼ることとなる。
また喋る人によって話が違うこともままあり、
時と共にその正体がわからなくなってしまうのが常なのですね。
結論としては『ローズ』の由来はわからなかったのだが、
知己を頼ってみたところ、「へぇ~!?」、「マジっすか!」な
面白い話も聞かせてもらうことができたので
ネットの端っこに記しておきます。
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