はしりがき
ないということにしたくても、やっぱりそこには境界線があって、
もしかしたらあの人からは見えているのかもしれないけれど、
やっぱり私からは見えなくて、
もしかしたらこの声を聞いているのかもしれないけれど、
あの人の声は、私には聞こえなくて、
誰かの苦しみを放置したツケが回ってきたように、かたまりが胸を叩く
やさしくなかったね、私は
最後まで。
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ないということにしたくても、やっぱりそこには境界線があって、
もしかしたらあの人からは見えているのかもしれないけれど、
やっぱり私からは見えなくて、
もしかしたらこの声を聞いているのかもしれないけれど、
あの人の声は、私には聞こえなくて、
誰かの苦しみを放置したツケが回ってきたように、かたまりが胸を叩く
やさしくなかったね、私は
最後まで。
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