寒い夜空

自宅から見た住宅街の夜空

水銀灯の灯りが空を赤く染めている雲ががって星がいくつかみえる。数年前は何もない空き地だったのが、この数年でたちまち家が建った。
子どもたちが小さかったころはよく遊んだ空き地ももうない。にぎやかな住宅街のあかりに代わってしまった。
寒空をみているのは嫌いじゃない。
星や月の灯りが綺麗に見えるこの季節も悪くない。

月明かり

周りは暗いのに自然なあかりがすごく好きで、外に出てみてしまう。
子どもの頃育ったところは本当にいなかで育ち、隣近所も遠くこの季節になると、星が掴み取れそうなそんな場所で、雪が積もると反射して綺麗だなぁって用事もないのに外に出てながめていた。空が低くて星が散りばめられ吐く息が白く凍りつくようななかで、夜空を眺めていた。
その癖が抜けず住宅街の今も夜空をながめている。空が遠いなぁなんて感じたりするけれど静かな時間がたまらなく好き。
寒いのが苦手なくせに寒い夜空が好きなんて矛盾している。空をながめているときは、無心になれて嫌なこともどうでも良くなるのは今も変わっていない。

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