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鯵の生態‼️

小さな群れで行動する回遊性の魚で、沿岸から深場まで広く棲息している。
産卵期は、根付き型と回遊型、あるいは地域によっても異なるが、東日本で4~7月、西日本では1~5月がピークとされる。また、沖縄西方の東シナ海には回遊型のアジの大規模な産卵場があり孵化した稚魚は対馬海流や黒潮に乗って日本列島を北上する。
幼魚は主に動物性プランクトンを食べ、成長するに従って小魚なども捕食するようになる。摂餌行動は薄明時と薄暮時で、いわゆる朝夕のまづめどきになると活発にエサを追う。
1年で体長15cm、3年で約30cmに成長し、寿命は5年以上とされる。
体形はやや扁平した流線型。体色は、背面は青、または緑がかっており、腹部は銀白色となっている。
頭部から尾まで側線に沿って俗にゼイゴ、ゼンゴ、ジンダコなどと呼ばれる棘状の稜鱗(りょうりん)が発達しているのが特徴。
成魚で体長30㎝前後に成長、まれに50㎝に達する個体もいる。
体色と体形は、浅場の岩礁帯を生活圏とする根着きタイプと外洋を回遊する回遊タイプで異なってくる。一般に、根着きタイプは体高が幅広く、金色の体色をしており「キアジ」「キンアジ」などと呼ばれる。
主に根まわりに棲息する豊富なエビなどを常食としているため、上質な脂が乗っていて食味もよい。東京湾の黄金アジ、大分の関アジなどは、高級アジのブランド名にもなっている。
一方の回遊タイプは体色が青黒い色合いのため「クロアジ」「ノドグロ」などと呼ばれ、体形も全体に細長い。

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