iOS_の画像__11_

【デブサミ2020】1日目ふりかえり

ここ数年、この季節になるとDevelopers Summitに参加する。

会場は例年通り目黒の雅叙園。

今年は感染症の拡大が懸念されたが、手に入りにくいマスクを配置するなど、衛生面にも配慮されて開催されていた。

毎年セッションは満席で、人でごった返しているので、不要な荷物はクロークへ。

さっそく、参加したセッションを振り返っていく。

【13-C-1】最新のブラウザで変わるCookieの取扱いやプライバシーの考え方

リクルートテクノロジーズ古川さん。

各ブラウザで3rd PartyのCookieを許容しない動きが出ている。

Cookieを使用する際はセッションとして使うにとどめ、トラッキングなどは別な手法を検討した方が良さそう。

Javascriptでの使用も制限されることがあるため、控えた方が良さそうだ。

【13-F-2】アプリケーションやシステムが悪い奴らに攻撃されたらどうなる?

日本シノプシス松岡さん。

コード量が増える=リスクも増える。

自分たちのリソースがどんな状態にあるのか明確にするために脅威モデル【どこから】【誰/何が】【何に】【どんな】攻撃を仕掛けてくるのか脅威モデルというのを考えよう、という話。

【13-C-3】noteの決して止まらないカイゼンを支える、エンジニアリングへの挑戦

ピースオブケイク今さん。

noteのグロースモデルと、それを支えるチームの話。

グロースモデルは単一のKPIを追わずにバランスよく追う。

基盤チーム、機能開発チーム、カイゼンチームがあり、それぞれ長期、中期(約3カ月)、短期(約1~2日)でアウトプットする。

グロースモデルが把握しにくくなった際に、メルカリから顧問を招きデータ活用を始めた。
結果、ユーザの創作継続率を上げるために記事に「スキ」しやすいようにデザイン。

noteってサーバサイドRailsなんだな~。フロントはAnglerからNuxt.jsへ。インフラはAWS。
ふむふむ。

【13-B-4】質とスピード

タワーズ・クエスト和田さん。

このセッションは他のイベントでもめっちゃ話題になったので、聞きたかった。

質(品質、内部品質、保守性)とスピードはトレードオフか否かという話。
結論は否。

コードの品質を高く保つからこそ、スピードが速い。
品質とスピード、どちらか落とすともう一方も落ちる。

ということで、リリースするために何か削るしかないとしたら、スコープ(機能数)を削るしかないのだ。

質の高いコードを書くには、自分が設計したものを長い時間かけて自分でメンテすること。
【スピードと質】とトレードオフになってしまうのは【教育や多様性】とのことで、なるほど。

【13-E-5】Googleにおける「ソフトウェア×インフラ」デザイン〜マイクロサービス・アーキテクトの視点から〜

グーグル・クラウド・ジャパン中井さん。

昨年のデブサミで「SREクるで!」って中井さんが言ってたけど本当にキて、今年はその対となる「マイクロサービスアーキテクトクるで!」「マイクロサービスへの移行的な本めっちゃ流行ると思うで!」とのことだった。

Googleでは分散が当たり前すぎて「マイクロサービス」ということばは使われないとのこと。

まずはBFF(Backend For Frontend)をつくり、外部公開APIなどを分離するのが良さそう。

【13-D-6】テストエンジニアが教える テストコードを書き始める前に考えるべきテスト

ビズリーチ風間さん。

Mentimeterを使って会場からのアンケートをリアルタイムにとりながらのセッション。おもしろい。

コードカバレッジが100であったとしても、バグがないわけではない。

QA(Quality Assurance)チームをQuestion Askerと捉え、テストの意図を明確にしてあいまいな仕様を無くそうとする試み。

1日目終了

ピースオブケイクさんのブースでガラポンしてnoteのノートもらったり。


この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,187件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?