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声優の卵時代

2004年に、日曜洋画劇場の

「エイリアン2」

の吹き替えのお声が掛かりました。

新人は、普通最初は台詞は無いのですが、何とかテレビ朝日と言う事もあり、少しだけ台詞と、あとは 「ガヤ」という周りの声の雰囲気、あと、エイリアンに殺される叫び声、など、

100回以上は、もちろん練習して行きました。

ビデオをあらかじめいただいて、家で練習するのですが、なかなか本番ではイメージどおりにはいかないんですね。(センスある方は別ですが)

六本木のムービーテレビジョンで、マイク3本、映像2つ。

椅子が回りにあるので、まずは先輩出演者、スタッフさんに挨拶。
主役、大御所、ベテランの方が座られてから最後に新人が座る。

声だけで演技なので、あまり体は動かせない。

しかも、先輩の台詞の間に、音を立てずに寄って、隙間でマイクに入って、直ぐよける。

皆さん、職人技で、演技の基礎が出来ている方は、やはり、俳優、声優、
どちらでも出来ます。

洋画の吹き替えは、当時俳優出身の方がほとんどで、アニメは声優の方が
多かったですが、もちろん俳優の方もされます。

休憩時間と、本番のスイッチの切り替えも流石だなと。
経験と地力が違うなと感じました。

多くの方は、今でも一線で活躍されている方ばかりです。

声優では、家弓家正先生、有川博先生、江原正士先生、加藤治先生、
青木和代先生、兵藤まこ先生、

ナレーションでも、家弓先生をはじめ、音楽プロデューサーの牛窪先生、
アナウンサーーの中里先生、洋画の吹き替えでも、ディレクターの先生、

アナウンサー専科では、現在のアスクの重鎮、松苗慎一郎先生(今でも交流をもってくださっている恩師です)をはじめ、

テレビ朝日の多くの現役アナウンサーの先生のレッスンは、いまの私の財産になっています。


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