落語、講談、浪曲

おはこんばんちは

久しぶりの投稿です。



先日のお話。
先日といっても昨日のお話ですが


『スペシャル演芸会』を聴きに行ってました


これです

落語は前から好きでちょくちょく聴いてたんですよ

きっかけはアニメの『昭和元禄落語心中』でした


そこから落語いくつか聴いてるうちに


どうやら講談というものが存在すると…


講談てなに?って感じでしたが


どうやら落語はオチのある面白いお話(フィクション)
講談は事実をもとに作った語り手がいる物語のことらしい


落語は一つの演目で完結するのですが
講談は物語なので一節では完結せず続くんです


ほう。

そして最近有名だと耳にしていた神田伯山先生の講談を聴いてみることに。

YouTubeに『畦倉重四郎』のお話が全話公開されていたので聴いてみました。


圧巻。というべきか。


まるで小説を読んでもらっているような感覚

思わず聴き入る演技力と空気感

落語とは違った面白さがあってこれは最高だと。

ただYouTubeなので聴いている間は他のことが携帯でできないし集中しないとわからなくなることもありましたが


総じて言えば本当に面白かった

講釈師は神田伯山さんしか聴いていませんが
一度、一度彼の講談を聴いてみたいと

そう思っていたある日

たまたまメールで見た広告に
『スペシャル演芸会』が開催されると。

神田伯山先生が来ると……


これは聴きに行かないと。そう思って即チケット購入。

そして2ヶ月間これを楽しみに仕事していた訳ですが。

当日。
浪曲から始まりました。

浪曲は初めてでしたが歌いながら語ると言ったなんとも陽気な感じで。寅さんの一部を浪曲で披露していただきました。

しまった、、、寅さん見たことねえ……

とはいえ知らなくてもちゃんと笑えるお話でした。

でも古典的なものが好きな私。浪曲の古典ものを聴いてみようと思いましたね。


そして、待ちに待った神田伯山先生の講談。

『怪談、いいですか。話して。』


客席は大きな拍手。

うわあ!!!まじか!!!

落語の中でも怪談が好きで聴いていた私。
好きな神田伯山先生で大好きな怪談が聴けるのか。
最高かよ。と鼓動が高鳴りました。


導入部分。落語も講談も最初はお客様を惹きつけるために
普通のお話をするのですが神田伯山先生のお話はもうここから少し背筋が凍るようなお話。なんていったって現代の実際にあった怖い話なんだもの。


あれ、階段でこんなに怖かったっけ…そう思いながら聴いていました。

そして『今回はお岩誕生のお話を。』と言って始まりました。

雰囲気を出すために会場を暗くしていたのですが
すでに冷え切って張り詰めた空気感


この人本当に天才なんだな。
きっと講談聞いたことない人でも引き込められる能力があるんだろうなと。
会場にいる観客の誰もが彼に集中していました。


しびれましたね。


最高かよ………


お岩のお話を聴くのは初めてでしたが尚更興味が湧きました。続きも聴かないとなと思いました。

そして最後にはみんながホッとするような一言で終了。


圧巻。実に圧巻。


才能か。
漫画の一節を読んだ気分になりました。
続きが気になるし、何より彼の口から聴きたいなと。


そうしてファンが増えていくんだなと。
本当にすごかった。


聴きにきて本当によかったなと心から思いました。

しかし怖かったな。そう思っているとトリの落語。

怪談話の怖さを和らげてくれるような面白いお話で。
登場人物の分け方がとても上手い。

聴きやすく、ああ、慣れてるんだなといった口調で最後まで面白く聴けました。


こうやって、昔の娯楽が今になってもチケットが売り切れるほどの人気があるというのはなんとも感慨深い。

昔の日本人と繋がりを持てているような気持ちになります。
昔の人も同じところで笑ったのかななんて思いながら聴いてました。

こうやって伝統芸能を繋いでいく人の貴重さ、趣深さに心がいっぱいになりました。


とりあえず、神田伯山先生の講談は次機会があれば必ず聴きに行こうと決心した1日でした。



演目はこちら


興味ある方は是非調べてみてください。


本当に面白かった。

いい機会をありがとうこざいました。

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