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オール・カントリーとS&P500の両方に投資している理由

こんにちは。30代共働き夫婦の55FIREです。

インデックス投資をメインにしている投資家なら一度はこの問題にぶち当たったことがあると思います。

全世界と米国(S&P500)のどちらを投資対象とすべきか。

全世界の投資信託としては、eMAXIS Slim全世界株式「通称:オール・カントリー」が有名です。

そして米国の投資信託としては、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が有名でしょう。

この2つの投資信託はどちらも優れているのですが、全世界派と米国派に分かれて議論が勃発するほど甲乙つけがたい投資商品です。

そこで今回は「オール・カントリーとS&P500の両方に投資している理由」について書いていきます。

最後まで読んでいただければ嬉しいです。それではよろしくお願いします。


なぜオール・カントリーとS&P500の両方に投資するのか

我々夫婦はどちらに投資しているかというと、オール・カントリーとS&P500の両方になります。

毎月の投資額はオール・カントリーが10万円、S&P500が15万円です。

S&P500の投資額が少し多いのは、どちらかというと全世界よりも米国の方が株価が上昇すると考えているためです。

ただし、正直なところどちらも優れた投資商品であり、優劣をつける必要性はほとんどありません。

巷では、オール・カントリーとS&P500ではどちらの方が優れているかという議論を見ることがあります。

これは全世界派と米国派の派閥争いのようなものです。しかし、答えの出ない議論はそれほど意味がありません。

どちらに投資しようか迷ってしまう、それが原因で投資するのが遅くなってしまっては本末転倒です。

迷ったなら、両方に投資してしまえばいいのです。

もし仮にオール・カントリーだけに投資して、S&P500には投資しなかったとします。

30年後にオール・カントリーの方がS&P500よりもリターンが小さかったらとてもがっかりするはずです。

たとえ、オール・カントリーに投資して資産が4倍になったとしてもS&P500が5倍になっていたら悔しくて仕方ないはずです。

その逆もまた然りです。今度はオール・カントリーに投資しなかったことを悔やむ光景が目に浮かびます。

どちらが今後30年間で大きなリターンを生み出すかは分かりません。

そうであれば、素人投資家である我々があれこれ悩む必要性は全くありません。両方に投資してしまえばよいのです。

両方に投資すれば負けることも勝つこともありません。絶対に引き分けに持ち込むことができます。

どっちが勝とうが関係ないのです。そんなことに悩む暇があれば、1日でも早く投資を開始すべきですし、1円でも多く投資に回す方法を考える方が意味があります。



オール・カントリーは6割が米国株

それでは、もう少し具体的に見ていきましょう。

オール・カントリーという名前がついていると世界中に分散投資しているように思われますが、実際には少々異なります。

世界には200以上の国と地域がありますが、株式市場が小さすぎる・正常に機能していないなどの理由で、投資の対象から除外されている国もあります。

というか除外されている国の方が多いです。オール・カントリーで投資可能なのは以下の国と地域になります。

出典:三菱UFJ国際投信(https://www.am.mufg.jp/)


投資対象となっているのは、47の国と地域です。

しかも時価総額加重平均で組み入れ銘柄が構成されているので、オール・カントリーといえど約6割は米国株になります。

つまり、オール・カントリーは「米国株+α」という構成になっているのです。

もちろん米国が今後衰退して米国株が低迷すれば、相対的に米国株の割合は低下します。

そういう時には自動的に米国株の比重が下がり、勢いのある国の比重が上がるのがオール・カントリーの優れた点です。



投資対象の分散という意味では意味がない

オールカントリーとS&P500の両方に投資しているのは、投資対象の分散という意味では意味がないと言われることがあります。

先ほど説明したように、オール・カントリーは約6割が米国株なので両方に投資するのは米国への集中投資を加速させるものだからです。

ただ、冒頭でも触れたように、両方に投資すれば負けることも勝つこともありません。しかし、答えが絶対に分からない問いに対して、100%引き分けに持ち込むことはできます。

「投資対象の分散という意味」では意味がないことなど百も承知です。それを理解した上で、オール・カントリーとS&P500の両方に投資しています。

何か奇妙な投資行動に思えるかもしれませんが、これが自分の出した答えなのです。

もしオール・カントリーだけに投資していたら、S&P500の方がリターンが高かったら相当悔しい気持ちになります。なぜS&P500を選ばなかったのかと、当時の自分の判断を悔やむでしょう。

もしS&P500にだけに投資していたら、オール・カントリーの方がリターンが高かったら相当悔しいでしょう。なぜオール・カントリーを選ばなかったのかと、当時の自分の判断を悔やむはずです。

でも、両方に投資しておけばそんな後悔はありません。勝ち負けはつかず、引き分けに持ち込めるからです。

30年後にオール・カントリーとS&P500のどっちがリターンが大きいかなんて正確に予想できません。予想できないことを正確に予想しようとすることほど無意味なことはありません。

そんなことよりも、1日でも長く株式市場に留まり、1円でも多く投資に回すことに全力を尽くしたい。

オールカントリーとS&P500の両方に投資するのは、投資対象の分散という意味では意味が無いです。

オール・カントリーとS&P500のどっちに投資すべきか、この問いに対して正確な答えを出せない以上は、両方に投資することが最適解だと考えています。

30年後には果たしてどちらが優れたリターンを示すのか。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
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