約50年ぶりとなる大規模なキュビスム展

京都市京セラ美術館で開催中の本展は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出された、革新的な芸術運動「キュビスム」を深く理解できる絶好の機会です。

キュビスムってなに?

なんとなく聞いたことはあっても、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

キュビスムは、伝統的な遠近法や陰影法を捨て去り、幾何学的な形状を用いて画面を構成するという、全く新しい表現方法です。これは、絵画における空間表現に革命をもたらし、その後の芸術に大きな影響を与えました。

展覧会の内容

今回の展覧会では、パリ・ポンピドゥーセンターを中心に、約130点の作品を展示。ピカソ、ブラック、ドローネー、シャガールなど、キュビスムを代表する巨匠たちの作品を一堂に見ることができます。

それぞれの作品がどのように生まれたのか、また、キュビスムが当時の芸術に与えた影響など、時代の背景も含めてわかりやすく解説されています。

見どころ

  • ピカソの代表作「アヴィニョンの娘たち」や、ブラックの「ヴァイオリンと燭台」など、キュビスムを語る上で欠かせない作品群

  • キュビスムに触発された、様々な画家の作品

  • キュビスムの歴史と背景を理解できる資料

関西にお住まいの方、この機会をお見逃しなく!

会期は7月7日までと迫っています。まだの方はぜひ、京セラ美術館へ足を運んで、キュビスムの美の革命を体感してください。

おまけ:村上隆のもののけ展

京セラ美術館では、村上隆の「もののけ展」も同時開催されています。こちらも非常に興味深い展覧会ですが、混雑のため今回は断念。屋外展示だけは見ることができました。

迫力のある作品の数々に圧倒され、こちらもぜひじっくり鑑賞したい気持ちになりました。時間があれば、改めてチャレンジしたいと思います!

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