3つの海をもつ街。
2018年2月、インドへ向かった。
南インドのChennai(チェンナイ)から入国した後、海岸に沿って南下しインド最南端の街であるKanyakumari(カニャクマリ)に到着した。
同じインドでも北と南では文化的な違いは多い。北インドのアーリア系の人々に比べて、南インドでは、肌の黒いドラヴィダ系のタミル人が多い。タミル人はスリランカでも民族構成の大多数を担う。
(インド映画で踊り狂っている浅黒いヒゲイケメンたちは、アーリア系が多いように感じる。)
※個人的に、最近のインド映画は踊らないものも多いくて、悲しい。
北インドがチャパティ&ナンといった小麦系が主食なのに対して、南インドは米文化。バナナの葉っぱの上にのってでてくるカレーライスがとってもおしゃれ。
全然まわし者ではないが、関西で食べれるオススメ南インドカレーを紹介したいので、勝手にします。
【おすすめ南インド料理2選】
話を戻そう。
インドに行く人の多くは、
コルカタ〜ヴァラナシ〜デリー
のルートで、北インドを巡る人が多い気がする。そっちも魅力的だけど、南インドの南国&インド的な雑多感がぼく的には好きだった。もちろん、北も好きだけど。
自然の景色はキレイだし、フルーツとカレーは絶品だった。
※ほぼ食事はカレーだけど、やきそばとチャーハンだけはよく見かけた。
南インドに来て習慣になったのことは、朝日と夕焼けを見ること。
だから、早寝早起きしてむちゃくちゃ健康的になった。
※そして毎日カレーだしカレースパイスも体の働きを活性化しているから健康にしかならない(憶測)
朝日や夕焼けを見るスポットは、毎日おのずと人が集まって来る。観光客から地元の人まで。そして、物売りやドライバーもやってきて人だかりに、、(あっやっぱりインドだ)
そんなスポットは周りに邪魔するものがない、ひらけている所になるから、海岸や小高い丘の場合が多い。特にKanyakumari(カニャクマリ)は海に突き出ている地形で、インド洋、アラビア海、ベンガル湾の3つの海に面する最高の場所だった。
日が沈む頃になってくると人が集まって、日が沈み始めると、みんなが同じ方向を見つめだす。
沐浴をする者もいる。
どうやら沐浴はガンジス川だけではないらしい。
この風景、この空間はその場に居る人だけが分かる何とも言えない感じ(表現を諦めました)
多分どんだけ悩みがあっても、ぜったい数秒間だけは頭の中が空っぽになる。そんな瞬間かな。
そして、なんでここまで来たんだろって物思いにふけってくる。特に意味はないんだろうけど、この景色を見たのと見ていないとでは、自分のこれから先が少し変わる気がする。
もちろん、何が変わるかってのは分かんないけど。でも今でもあの景色は頭の中に写っていて、時々浮かび上がってくる。そんな風景。
太古の詩人Thiruvallrvarも夕陽を見つめている。
そして日が沈むとみんな帰りだす。
朝日も負けないくらい良い景色だった。
もしみなさんも南インドに縁があれば、是非、この朝日を自分の目で見てほしい。
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