BILLY ELLIOT 2024(8)役者さんとの大接近
ここ1週間は台風10号の進路や登録している路線情報とにらめっこしていました。それは9月2日のチケットを持っていたからです。
朝起きて一番にしたことは路線情報を知ることでした。それは私が優先的に利用する路線に一昨日運転見合わせの区間があったからです。公演当日は登録している路線全てが平常運転と表示されていたので小躍りしました。しかも東京は曇り時々雨の予報から晴れマークに変わっていました。私は基本的に晴れ男なのです。だから何?(笑)。
でも今回は観劇できてもこの先どうなるかは分かりません。何故なら9月は台風が日本に上陸する数が最も多い台風シーズンに入るからです。9月の公演が更にパワーアップしながら順調に終わることを切に願っています。
それでは、出かける準備を進めることにしましょう。絶対に必要なのものはチケットです。これがなければ会場には入れません。チケットは金券なので再発行してもらえないのです。お札(お金)を落としたらお札を再発行してくれたという話は聞いたことがありません。そもそも落としたことを証明する手だてがないのです。
当日券は完売でなければ購入することができますが予約が必要な場合(ディズニーランド等)もあり公演等によってまちまちです。
何はともあれ余計な出費は誰しも避けたいものです。
玄関のドアを開ける前に必ずチケットの有無を確認しましょう。これは私が痛い経験から学んだことです。
開演13分前、2階席がうるさいのです。高校生の集団が陣取っているみたいです。でも開演5分前になると静寂が会場を包み緊張感が漂いました。この時間が堪らなく好きです。
今日の私の席は真横に通路がある席で役者さんに大接近出来る特等席です。ラストシーンのロンドンへ向かうカムイビリーの眼差しを間近で堪能しフィナーレでは舞台に向かう彼に拍手で今回の出来栄えを讃えました。
第2部はビリーの兄トニー役の吉田広大さんがストライキ支援の募金を呼びかけるシーンから始まります。場所は舞台ではなく客席の通路で行われます。私は一昨日スーパーマーケットのおつりで2枚の新札を得ました。これは募金のサインかなと思ったので最初に広大さんが持つ募金用の缶に2枚の新札を入れました。ちょっとだけ勇気が要りましたがやってよかったと思いました。
昨日はカムイビリー1本に絞って5回目の観劇になりますが今回が一番安定感があり上出来だったと思いました。ミスはお父さんのネクタイが外れたくらいで受付の女性が上手く対応していました。
前回ちょっとだけしくじった「M-7 We Were Born To Boogie」の難易度の高い縄跳びは完璧でした。
今回、特に注目していたのはマイケル役の髙橋維束(イツカ)さんとの共演でした。カムイビリー1本に絞り込む決め手になったあのYouTubeの動画のマイケルとの共演を生で観たいと思っていたからです。2020年の公演の観劇レビューに「おばあちゃんとマイケルにはもっとはっちゃけて欲しい」と書きましたが、髙橋維束さんはそれに良く応えてくれていると思っています。勿論、他のマイケルもオリジナリティを出そうと健闘しているので注目しています。
今回もカーテンコールは2回でした。1回目はカムイビリー一人で登壇し指揮者を讃えます。指揮者の太田裕子さんは2020年の公演にも参加していてこのミュージカルを知りつくしている一人でもあります。役者さんとエルトン・ジョンの名曲を融合させる重要なポジションにいる彼女を讃えるのは当然のことです。
2回目のカーテンコールは役者さん全員を讃えるスタンディングオベーション。カムイビリーのやり切った笑顔が今回の出来栄えを物語っていました。
カムイビリーと大接近したいあなた!座席は関係ありません。
9月20日13:30開演の公演がそれを可能にします(ホリプロステージお知らせを参照のこと)。