『ブギウギ』第118回 孟母の出てこない孟子ドラマかよ
ご指摘あってせや! となったのでそのことでガーッと怒りでも。
美空ひばり母よ、いずこ
美空ひばりがモデルのキャラクターを出しておいて、母を出さない。
これは孟子のドラマを作っておいて孟母を出さないくらいのやらかしやね。
逆のよい例でも。
『光る君へ』では、ききょうこと清少納言が父・清原元輔とセットで初登場します。定子出仕の時点でこの父は没しているため、清原元輔は本来必要ありません。じゃあなぜだすか? これはライバルであり主役のまひろこと紫式部との対比でしょう。
元輔は天才肌で和歌の人。陽気。
紫式部の父・為時は、漢詩の人で、陰気。
元輔は孫のような娘をそりゃもう溺愛した。
為時は「お前が男ならなぁ」と、娘にぼやく。
元輔の出番は一回きりではある。けれどもこんな父の元で育ったら、ああいう娘になるだろうと思える。
こういう背景をチラッとでも見せることが大事なんですよ!
百歩譲って、ずーっと追いかけて、父が娘を歌手として育て上げるドラマをにおわせるならまだいいです。
突如出てきた靴磨き少年。彼の母はスズ子の幼馴染でしたが、この人はライバル娘母のほうがまだしも格好がつく。
母の売り出しがない美空ひばりなんて、そんなカツが乗っかってないカツカレーみたいなことをやられてもね(イギリスではそれもありらしいけど)。詐欺なんですよ。しかも歌わないじゃないですか。スズ子はネチネチネチネチ周囲に愚痴ってるだけで。またしつこくバドジズだし。バドジズしか中の人はマスターできなかったんですか? それでもマスターからほど遠いけど。
駄作は似てくるのではない、外道は発想が同じなのだ
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