『水都百景録』を楽しもう　本国版で消えた男2・秦南帰

　『アサシンクリード　シャドウズ』の弥助問題が炎上しましたね。
　歴史を扱うゲームの事例として、本国版『江南百景図』から削除された特殊住民をみていきましょう。かれらはユーザの抗議を受け、改名するもおさまらず、2021年9月に専用御宝とともに削除されております。日本版には初めから実装されていません。旧版桃花村ではグラフィックが使用されておりました。

罵倒され，唾棄される秦檜

　南宋の宰相。金との和平をすすめ、その過程で岳飛を死へ追いやったため、徹底的に嫌われています。ただし、そうした江湖の評価は果たして妥当なのか。現実路線としての講和ではないか？　評価の難しい人物です。
　このアプリでは、閑人として実装された岳飛が炎上しました。諸肌脱ぎで、干支のシンボルとして羊を連れていたのが、降伏のようだとして批判されたのです。アプリのコンセプトとして、激戦を戦い抜いた名将がのんびりと暮らしていることはしばしばみられます。とはいえ、キャラクターデザインが誤解を招くものであったのでしょう。
　
　岳飛が屈辱的なグラフィックの閑人。そして秦檜実装。それで通るわけがありませんでした。

　以下は本国版から消えた説明文を翻訳しました。自己流なので、あまり信頼なさらぬよう。

消えたキャラ情報