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『ちむどんどん』第26回 まさかやー! 驚きの本土

1972年5月15日、比嘉暢子は上京を果たします。

お登りさんというかつてあった概念

今日は『おかえりモネ』と比較するとよいかもしれない。かつては地方から東京へ出てくることは、ひとつの定番であり成功のシンボルでした。暢子の状況は、沖縄県民ならではの部分と、昭和日本人の普遍的な青春という二重性がある描き方といえます。暢子みたいな上京したての若者は方言をやめたり。地方出身者であることを隠そうとしたものなんですね。
最近はむしろ地方回帰で、コロナがますます拍車をかけています。別に地元にいてもいいんじゃね。そうなったのが『おかえりモネ』で選ばれた現代の若い世代です。

ちゃんとイタリア料理がおいしそう

そこはいいと思った。きっちり監修と考証をしていそう。テーマなんだから当然といえばそうだけど、そこがいい加減な朝ドラもあったものでして。

にーにーはダメだった……

良子はあのしつこいボンボンに、金をちらつかせながら迫られることから抜け出せそうだし。歌子も笑顔になるし。比嘉家はにーにーのファイトマネーで一発逆転かと思ったら、そんなことはありませんでした。
暢子がボクシングジムで聞かされた顛末がひどい。相手の体調不良あってこその勝利だわ。第二戦では逃げるわ。そっか、やはり無理だったか。それもそうかも。借金返済どころか膨れがあっているかもしれない、そんな切ないオチでした。
このドラマはツッコミどころがある展開もするし、伏線も回収がそこまで延ばされるわけでもないし、堅実なんですよね。にーにーのボクサーとしての成功は、ぎりぎりだったとは思う。腕力はあるし、沖縄出身のボクサーはいる。とはいえ性格はちゃらんぽらんだし。どちらに転んでもおかしくない。
とりあえず、借金ができるだけの人当たりの良さはあるんですね。

そして横浜の鶴見へ。
いきなり孤立無援だからこそ、救いが求められる展開に。

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『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。

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