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『虎に翼』第71回 それでこそ佐田寅子だ!

 昭和26年(1951年)、終戦から6年目。え猪爪家では寅子が留守の間、子どもたちが羽を伸ばしているようです。直明が帰ってきて、職場に寅子から遅くなると電話があったと告げます。花江は今日くらいまっすぐ帰ればいいとこぼしますが、子どもたちはこれでギリギリまでのんびりできると安堵しています。

はぁ〜い! ご無沙汰しております!

 寅子はハイヒールを響かせ、おしゃれなワンピース姿で職場へ向かいます。
 多岐川と汐見のもとへ、颯爽と「はぁ〜い!」と現れる寅子。多岐川も汐見も大歓迎です。寅子はアメリカでの裁判所視察団から無事帰国したのでした。寅子は颯爽と、優雅なワンピースであらわれ、「はぁ〜い、ご無沙汰しております!」とポーズを決めるつもりだったそうですよ。
 多岐川がここで「予定通りいかんのが人生だろ!」と笑い飛ばします。ただの笑い話のようで、そうではないようにも思えますが。

 寅子は視察の感想を語ります。まず、どこの裁判所にも女性職員が多いことをあげます。のみならず調査官が多い。人数が多いからこそきめ細やかな仕事ができると寅子がいうと、多岐川は人員不足を桂場とライアンにぼやきます。どこも人員不足なのだとか。
 寅子はここで、アメリカより日本の方が、裁判まで持ちこまず、調停で解決できていると語ります。寅子が自信たっぷりに、私たちの作り上げたファミリーコートも捨てたことじゃないというと、ライアンが喜び、ハグをします。寅子は胸を張って、子どもたちとご家庭のためにがんばろうとまとめます。
「それでこそ佐田寅子だ!」
 そう持ち上げられております。

「スンッ」とする猪爪家の子どもたち

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