『おむすび』第13回 草木染め!スズメバチの巣!
このドラマは「高齢者を切り捨ててあいるから低視聴率でもいい」という旨の記事を見かけました。
しかし、果たしてそうでしょうか?
若者はむしろデリカシーがなさすぎて去るのでは?
これは『虎に翼』と対照的なのですが、あの作品はデリカシーのないことはやめる気遣いが随所にありました。辛い過去がある人がいても、寅子たちは無理矢理聞き出そうとしない。言いたくなってから語るよう促します。あの時代はもっとずけずけしていたと思いますが、そこは配慮でしょう。
身勝手なカップリング願望だの、あいつらデキているだの。そういう噂話をしない理性もあったものです。桂場なんてむしろ寅子と航一の夫婦に困惑していましたから。
と、前作をいまさらほめてどうすんだってことですが。
このドラマは、外野が勝手にザワザワ恋バナを突き回し、バラしていきます。あと語彙力や感覚がおかしい。平成元年生まれというより、昭和レトロな悪趣味センスを発揮します。あこがれの女子をみて、当時の高校生が「手取り足取り」なんて言わないと思います。昭和のスポーツ新聞に出てくるエロオヤジじゃあるまいし。
そういう高校生のガワをかぶった昭和エロオヤジなんて、需要がないと思いますよ。
高校生のガワをかぶった勘違いおじさん
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