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『水都百景録』を楽しもう!「明代は文学も花開く、日本での需要など」

 個人的には対倭寇ガチャである戚継光と王如一ガチャが早くきて欲しいのですが。それはさておき。

『三国志演義』、『金瓶梅』などなど、明代は通俗小説花盛り

 柿沼陽平先生のカルチャーラジオを聴いております? らじるらじるアプリで聞き逃し配信もあるのでぜひどうぞ。それを聞いていてしみじみと思いました。古代は大変だなと。衣食住がどうなっているか、副葬品や画像、史書をめくって調べないといけません。
 じゃあ明代は? 楽勝! どんあパンツを履いていたかも即座にわかるぜ! なぜか? 絵と小説のおかげですね。その恩恵が満ちているのが『水都百景録』。グラフィックだけでなく、住民小噺のネタも元にしています。

 宋代に印刷や製本が爆発的に広がる。科挙からあぶれるはぐれ文人が増える。そんな明代はクリエイターが花開く時代でもあります。需要と供給の一致がみられまして。
 今回のガチャに出てくる羅貫中と笑笑生は、そうしたライター代表格です。

 明代の小説は絵がデカデカと入っていまして。文体も新しい。当時のライトノベルのようなものだと思ってください。日本の漢文で習う書き下しって、唐代あたりの文章を読むように特化しています。明清になると書き下しがしにくくなる。ましてや通俗小説は今の中国語と思って読んだ方がマシじゃないか! そういう状態になります。

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『水都百景録』をまったりと楽しむポイントや歴史トリビアなど。

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