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『ちむどんどん』第24回 にーにー、一番星になる

1971年、沖縄返還前年。比嘉家は長男・賢秀がこさえた借金で大変なことに。それでも母と姉は暢子を上京させるべく、金策をするのですが……。

にーにーがプロボクサーになっていた!

なんと借金は、賢秀がプロボクサーになって、稼いだファイトマネーで返せました。こういう展開をするとご都合主義だのなんだの突っ込まれそうですが、当時は割とそういうこともあったんですね。
今と違って緩い時代です。大食いで力持ちで大柄な中学生が、帰宅すると相撲部屋からスカウトが来ていたとか。いっぱい飯を食わせてやると言われて、素質のある若者が土俵やリングにあがる。そういう時代ですね。
今日は具志堅用高さんも出てきましたし、竜星涼さんも体を絞るし、やたらと脱いでいたし。喧嘩が強いという伏線もあったし。そこまで無理はないと思います。

主人公周辺に、ハリウッドで活躍する日本人数名がいた前作の方がおかしいと思う。ただでさえハリウッドのアジア系は厳しいというのに。

でもにーにー、「前略」を「全略」にするし。借金と書けないし。ちょっと不安になはるかな。

家族がでーじ大好きさ

フーチャンプルーの使い方がうまい。あたためたら固くなると暢子は言うけれど、良子は気にしていない。良子は料理が苦手であるとか。姉妹の違いが見えてきます。良子の料理センスは結構幼少期からちゃんと描かれていますね。

唐突にろくに料理もしない逮捕歴のある男が、チキンラーメンを開発したあの朝ドラより丁寧だと思いますよ。あれはモデルが料理に達者だということまで消していて何が何やら。

下地先生退場が切ないけど

歌子は影が薄くなりそうで、下地のセリフを受け止めました。下地渾身のセリフは女性がいかにも言われそうなこと。歌子の体の弱さなんて、嫁を迎える云々でなんかありそうですし。そうではなく自分の人生を生きろとすっきり言い放った下地先生はよい人でした。

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